第17話 だって怖いんだもん!
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ある日の夜、食事が終わった後凛達はリビングでエレビを見ていた。
その日は21時からの特番で心霊番組が放送され、『今日はこの番組を見るんだ!』と、凛は楽しみにしていた。
怖いものが苦手な銀時と土方だったが、こっちの世界の番組も気になると言う事だったので、3人は並ぶようにして仲良く座っていた。
ゾロは、こういった感じの番組には興味がなかったらしく、その間お風呂に入りにいき、サンジは片付けをしながら明日の仕込みをしていた。
カカシと喜助は特にする事もなかったので凛達と一緒にリビングで寛ぎながら、食後のお茶を堪能していた。
「あ、そろそろ始まるよ!」
銀「ふ、フン!
べ、別にこんな番組大した事ねぇだろ!∪」
土「ま、まぁ凛が怖かったら俺に抱きついても良いからな!∪」
「…始まる前から怖がってんのって銀ちゃんとトシさんだよね?∪」
番組のオープニングが始まったと同時に、銀時と土方は凛にピッタリと体を密着させ、顔色も少し青くなっていた。
オープニングの後に、すぐ一般人からの投稿動画が流れ出した。
雰囲気を出すように怖い声でナレーションの人が、動画の状況を語りだしていた。
『ーーこれは、とあるカップルが廃墟に足を踏み入れた時の映像だ…。
昔は病院だったのか、当時のままの状態で病室や診察室が残されており、天井や床には所々穴があいていたーー。』
「……」
土「……∪」
銀「……∪」
映像には不気味な廃墟を探検しているカップルの姿が映し出されて、そのカップルは遊び感覚でキャッキャいいながらふざけて動画を回していた。
ナレーションの声は様々な事を説明し、映像もいつ幽霊が出てきてもおかしくないような状況だった。
『ーーそして、二人が地下にある霊安室に入ったそのとき!!』
土・銀「「Σギャァァアアアアアア!!!!!」」
生気の無い白目を向いた髪の長い女が、画面いっぱいに映り込んだ瞬間、あまりの恐怖に土方と銀時は大声で叫びながら凛の事を抱きしめた。
「ちょ…二人とも……く、苦しい!∪」
喜「凛さん大丈夫ッスか!?」
カ「君たち俺の凛ちゃんに何抱きついてんの?#」
自分よりも長身な男に抱きしめられ、凛はモゴモゴしていと、近くにいたカカシと喜助が苦しんでいる彼女を急いで救出した。
銀「だーーって!!
画面いっぱいにあんなの出てくるとは普通思わねぇだろ!!?∪
出てくるなら部屋の隅っこに小さく映るとか、肩に少しだけ手が出てくるとかぁ!!
何で幽霊の分際で画面いっぱいで主張してくんだよ!!?
いいか!
主張していいのは猪木の顎か、もしくは明石家さ●まの出っ歯ってきまってんだよォ!!」
喜「そりゃ心霊番組を観てるんスからお化けが出てくるのは当然でしょ。
そもそも怖いなら始めから観なけりゃ良いじゃないっスか∪」
カ「ったく…君たちはホント学習しないね」
喜助とカカシは二人を見て小さく溜め息をつくと、バカにされた銀時と土方はカチンときていた。
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