第16話 酔って言える本音
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凛はカカシに聞かれた事をどう答えて良いか分からず、「う〜ん…ん〜…∪」と唸りながら必死に考えていた。
カ「ごめ〜んね∪
まさかそこまで必死に考えてくれてるなんて思わなかったから∪
ちょっと困らせちゃったね」
カカシは苦笑いを浮かべコップに入っていたお酒をグイッと飲み干した。
俺的には直ぐに「一番はカカシ先生だよv」って言ってくれる事を想像してたんだけど、それはまだ無理だったか∪
「私こそゴメンねカカシ先生
私…皆の事が本当に大好きなの
皆それぞれ違った優しさを持っていて、それぞれが違った強さを持っている…。
皆がそれぞれ持ってるものが全部同じだったら、迷わずこの人が一番だって言えるけど、そうじゃ無いから…。
私の中で誰が何番だなんて決められないぐらい、皆の事大好きなの
それは皆とこうやって出会う前から、それは変わらないんだ」
カ「ふ〜ん……ってことは此処にいる俺達全員が凛ちゃんに取っては一番って事なんだ?」
「あはは∪
そう言う事になるかな?
だって本当に一番なんて決める事できないんだもん∪
あ!でもカカシ先生のいる世界では一番は勿論カカシ先生だから!」
カ「俺の世界では…ねぇ〜…。
ま、それでも良いか
因に二番目は誰が好きなの?♪」
「二番目?ん〜……二番目ねぇ…。
強いて言うならイルカ先生とゲンマかな?
なんか頼れるお兄ちゃんって感じだし、声とかも好きなんだよね〜v」
カ「イルカ先生とゲンマねぇ
イルカ先生はともかく、ゲンマはパッとしないじゃん。
印象薄いし」
「先生、それ自分の仲間に対して言っちゃ駄目だから∪」
カ「でも、俺が一番なら別に心配する事も無いよね」
「クスっ、そうだね♪
カカシ先生での世界では、カカシ先生が一番好きだから
でも、少し安心しちゃった。
この世界にいる事で、不安にさせてしまっていたらって思ったから」
カ「ごめ〜んね。
凛ちゃんのこと困らせるつもりは無かったのに。
でも、こうやって話しが出来て良かったよ。
また、俺の話し聞いてくれる?」
「うん、私なんかで良かったらいつでも話し聞くよ。
だから、カカシ先生も一人で考え込んだりしないでね?」
カ「うん、約束するよ」
二人はお互い笑みを浮かべ、小指を絡めて指切りをした。
今日交わされた二人だけの約束は、二人だけの秘密になったのだった。
END