第16話 酔って言える本音
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"ポンっ"
「ーーえ…?」
彼女が何かを考えている事に気づいたカカシは、凛の頭にそっと手を乗せた。
カカシの暖かな手の温もりを感じた凛は、彼に視線を向けると、いつもの様に優し笑みを浮かべていた。
「か、カカシ先生?」
カ「だいじょーぶ!
確かに自分の世界の事は心配だし不安だけど、今は凛ちゃんがいてくれるから…。
君がいてくれるおかげで、この世界での暮らしはとても気に入ってるよ
ーーま、邪魔な奴等が5人もるのは問題だけどね
本当は直にでも帰ってあげたい筈なのに、凛ちゃんの事を好きになればなるほど、まだこの世界にいたいって思ってしまうんだよ
一人でいるといろいろ考えてしまうって言っただろ?
木ノ葉の事はもちろんだけど、もし自分の世界に戻っても、凛ちゃんがいなかったらーーって思っちゃうんだよね
……正直…戻ってきてもつまらないんだと思う。
ーー君のいない世界は…どこにいてもつまらないよ」
「うん……私も…。
ーー私も皆がいない世界はつまらないと思うよ。
この家にカカシ先生がいて、銀ちゃんやトシさん、サンジ君にゾロ…そして喜助さん…。
皆がいる今の生活が楽しすぎて、私の中ではそれが当たり前になりつつあるの。
いつになるか分からないけど、それでも皆はいつか自分の世界に帰ってしまう時が来るって思うとーーー私も淋しいし、皆がいないこんな世界はつまらないよ
皆の事本当に大好きだから」
凛は切な気な表情で小さく微笑んだ。
カ「凛ちゃん…君の中で俺は何番目なの?」
「…え?」
カ「俺は一番目に凛ちゃんの事が好きだよ
それは自分の世界にいても変わらない。
凛ちゃんは…?」
彼の告白に凛は目をパチクリさせ顔を赤らめていると、ハッとした凛は視線をずらし「え〜っと」と言いながらどう言おうか悩んでいた。
「わ、私は……そ、その/////」
カカシの綺麗で真っすぐな瞳が彼女の姿を捕らえると、凛もその左目の写輪眼で全てが見られてるんじゃないかと思い言葉が出てこなかった。
私は誰が好き?
カカシ先生?
サンジ君?
トシさん?
ゾロ?
銀ちゃん?
喜助さん?
皆いい人……とても優しくて、とてもかっこ良くて…。
そして私にはとても勿体なくて…。
でも…誰が一番って聞かれたらーーーー。
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