第16話 酔って言える本音
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”コンコン”
「は〜い」
夜の12時を回った頃、彼女の部屋の扉がノックされ返事をするとそこにはサンジの姿があった。
サ「凛ちゃん遅くにゴメン」
「あ、サンジ君。
こんな遅い時間までご苦労様
疲れたでしょ?」
サ「いいや、凛ちゃんの顔が見れたから今日の疲れなんて吹っ飛んじまったよ」
「クスっそれは良かったわ♪」
サ「凛ちゃんはまだ起きているのかい?」
「うん、ちょっと調べものをしててね。
もう少ししたら寝るわ」
サ「調べもの?」
「うん、これなんだけどね」
凛はサンジを部屋に通し、机の上に置いてあるパソコンを彼に見せると、画面には神隠しの事や異世界トリップの事が書かれてあった。
サ「ーーこれ」
「うん、逆トリップや異世界トリップの事を調べてみようと思ってね
もしかしたらサンジ君達以外にもトリップしてきた人とかいるんじゃないかな?って思ったの」
サ「それでどうだったんだい?
該当者はいた?」
「ん〜〜∪
あはは∪…………全く駄目でした∪
ネットに書いてある事って言ったら都市伝説だったり「異世界に行きたい」って痛い事を言っている人達の書き込みだったり、後は迷信だったりーーー。
兎に角参考になりそうな情報は全く無しだったよ∪
少しでも有力な情報があれば皆を元の世界に戻してあげる事が出来るんだけどね」
凛はベッドに腰をかけると、両手を天井に高く上げて背伸びをした。
サ「ーーーなぁ凛ちゃん」
「ん?」
サ「もし…もし俺達がいなくなったら…凛ちゃんどう思う?」
「…え…どうって…そりゃ淋しいに決まってるじゃない」
サ「じゃあさ……もし、俺のいる世界にーーーぁ……いや何でもねぇ」
凛に何かを伝えようとしたサンジだったが、全てを言い終える前に止めてしまった。
「サンジ君どうしたの?」
サ「いや、なんでもないさ。
じゃあお休みプリンセス
明日の朝食も飛びっきり美味いもん作っておくから」
「う、うんーーおやすみ」
ニカッと笑みを浮かべたサンジは彼女の頭を優しく撫でると、そのまま自分の部屋へと戻っていった。
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