第15話 俺以外の奴と笑う度に…
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「……ゾロ」
ゾ「…言っておくが、俺はただテメェの気持ちを伝えたかったとかそんな生温ぃもんじゃねぇ。
凛の事を真剣に愛しているから…真剣に受け止めてほしいから伝えた
ーー俺に今も、これからも必要なのは凛なんだ」
「っ/////」
彼が自分に対してそんな感情を抱いていたとは思ってもいなかった凛は、実際にゾロの口から聞かされると、驚きと恥ずかしさのあまり顔を赤く染めた。
「あ、ありがとうゾロ////
その気持ち凄く嬉しい/////
…でもゴメンね
私、凄く我が侭で欲張りだから、誰か一人を決める事ができないの…。
端から聞けば優柔不断って思われちゃうかもしれないけど、私はゾロも含めて皆の事特別な存在なんだ。
皆の事大好きで、ずっと一緒にいたいって思ってるの…。
私もこの気持ちは真剣だよ。
ただの好きという気持ちじゃなく、心から皆の事が大好きなの。
だから勿論ゾロの事だって特別な想いを抱いてるーー。
……それじゃ駄目かな?
私の答え」
凛はゾロの胸元にそっと頭を預けると、おちゃらけている感じも無く、笑って誤摩化すような事もせず、今思っている気持ちを真剣に伝えた。
ゾ「……『特別』…か。
俺だけを選ぶという選択肢はねぇってことだな?」
「…傷つけてしまってゴメン
ーーでも私は皆が好きなの」
ゾ「……そっか……。
それが凛の出した答えなら仕方ねぇよ。
だったら俺はその気持ちを受け入れる」
「…え」
ゾ「凛は他の奴等がどんなに特別だと思っても、凛が俺だけを見てくれる様に努力するだけだ。
…サンキューな凛。
少し楽になった。
これからは思った事は溜め込まず、もっと口に出す事にするぜ」
「う、うん」
ゾ「言っとくが、凛に気持ちを伝えたからには誰にも譲る気はねぇから。
凛…その分覚悟しておけよ」
”チュ”
「っ!!//////」
ゾロはニィっと笑みを浮かべると凛の顎をクイっと持ち上げ上に向け、そのまま彼女の唇に自分の唇を重ねた。
「き、肝に銘じておきます/////」
END