第15話 俺以外の奴と笑う度に…
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いきなりボーッとしていたゾロのことが心配になり、凛は下から彼の顔を覗き込むと、突然の彼女のドアップに彼は顔を真っ赤にして驚いた。
「急にボーッとしちゃったから、少しビックリしちゃったよ。
体調悪かったら部屋で休んでてもいいからね?」
ゾ「いや、体調は普通だから心配すんな」
ゾロはポンッと凛の頭に手を乗せると、再び洗濯干しを開始した。
ゾロは凛に対して特別な感情を抱いてしまい、それが好きなんだと気づいてしまうと、自分の気持ちを伝えるべきかどうか悩んでいた。
言ってしまえば楽になるのか?
凛は俺の事受け入れてくれるか?
もし断られたら?
もし他の奴の事を好きだったら?
他の奴等だって凛の事を完璧に狙ってやがるし…
「ゾロ、心配するなって言ってたけど、そんな顔で言われても余計に心配になっちゃうよ」
ゾ「…あ?」
凛は小さく溜め息を付いて彼の手をギュッと握りしめた。
彼女が見た今のゾロの表情は何処か不安げで、いつもみたいに自信に満ちあふれた目もどことなく元気が無い様に思えた。
「何か言いたい事があるなら言っても良いんだよ?
…ゾロって凄く強いから弱音とか言わなさそうだけど、自分の中に溜め込んじゃうと、どんなに強くても心は苦しくなるばかりだよ?」
ゾ「っ…」
「ゾロ前にも言ったよね?
この世界では私がキャプテンなんだって」
ゾ「…ぁ」
「そして、私も言ったよね?
皆を護るって」
【私がキャプテンねぇ…
…だったらキャプテンは大事なクルーを護るものでしょ?
なら私は皆を護るよ】
ゾロは前にトレーニングルームで凛が言った言葉を思い出した。
「どんなに隠してもゾロの顔を見たら、何かに悩んでいる事は直ぐに分かっちゃうよ
何かあるならちゃんと話してくれる?
じゃないとどんなにゾロを理解したくてもできないでしょ?」
……話したら楽になるか?
想いを伝えたら何か変わるか?
凛は俺の事見てくれるのか?
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