凛はまず簡単に出来るイチゴショートを作る事になり、サンジの指導の元凛もテキパキと動いていた。



サ「凛ちゃん、クリームはいつもどのくらいの堅さになるまで混ぜてるんだい？」



「ん〜…私はボウルを逆さまにしても落ちないぐらいの堅さになるまでは混ぜているけど…」




サ「それでも別に間違いじゃないけど、今回はクリームをすくったら角が出来るぐらいの状態までにしてみよっか」




「角が出来るぐらいだね？
分かった！」





キッチンにはシャカシャカとクリームを泡立てる音が響き渡り、凛も泡立てるコツを教えてもらいながら、泡立て器を動かしていった。




その間サンジはスポンジを作ったり、上にトッピングするためのイチゴの準備をしていると、凛の頬にいつの間にかクリームが付いているのを発見した。





サ「クスっ、凛ちゃん」




「何？」





サ「此処にクリームが付いてるよ」





「え！どこどこ…」




”ペロ”





「……っ」





サ「ごちそうさまv」






「Σなっ！！//////」





サ「ククク、そんなに顔を赤くしちゃって…ホント凛ちゃんってクソ可愛いよ」





サンジは凛の頬に突いていたクリームをペロッと舐めると、一瞬何が起こったのか理解出来なかった凛は固まっていた。



しかし、少しして何をされたのか分かると、彼女の顔は真っ赤になった。






「さ、さ、サンジ君！//////
からかわないでよ！/////」






サ「からかってなんか無いよ。
俺は凛ちゃんの事になるといつでも本気だから」






サンジは優しく微笑むと、凛の頬にそっと手を添えながら耳元で囁いた。





サ「俺は凛ちゃんの事が大好きだよ」






「っ/////」





彼が耳元で囁く度にその吐息も一緒になってかかり、凛自信も恥ずかしさのあまり、体が硬直して動けなくなっていた。










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