第2話 奇想天外は突然に
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ーーーあるわけない。
ーーー起こるわけが無い。
ーーー存在するわけない。
なのに…
なのに…何で…
何で…彼らが……
ーーー此処に
降りしきる雨の中、髪からポタポタと流れ落ちる水滴は雨と一緒に地面に落ちていった。
体が濡れていても関係なく、脚が泥で汚れようが凛は何とも思わなかった。
ただ……目の前に倒れている人たちを除いてはーー。
「…銀ちゃん……土方さん……サンジ君にゾロ……喜助さんにカカシ先生!!!?」
何!!?
いや!マジで何で!?
どうして目の前に彼らがいるの!?
いや、いるっていうか倒れてる!!?
え!?
えぇぇえええええ!!!!
目の前にそれぞれ違う漫画の人たちが倒れているのを見た瞬間、凛自身何が何だか分からなくなってしまい、パニックになっていた。
しかし雨のおかげで頭が冷えたのか、凛は目の前で意識の無い彼等をこのままにしちゃいけないと思い、先ず彼等が生きているか確認をした。
「えっと…い、息は!」
凛は皆の口元に手をかざし、呼吸を確認すると全員息をしていた。
「よし!
何とか生きている!
…で、でも喜助さん意外皆酷い怪我……早く中に運ばないと体温が!!」
見た所、喜助は目立った怪我が無くただ意識を失っているだけだったので凛はそれだけでも安心していた。
しかし、銀時、土方、サンジ、ゾロ、カカシの5人は怪我をしており、体のあちこちから出血していた。
「大の男6人を一人で運べるかな?∪
……って考えている暇は無いよね!!」
凛は長袖を肘の所まで巻き上げ、先ずは窓の近くに倒れていたカカシから家の中に運んでいた。
「んーーーー!!!
お……おもい!!
つーか力の無い男を運ぶのってこんなに大変なの!!?」
どうしよう∪
こんなに時間かかっていたら助けられないよ!
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