第1話 今日は悪天候
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それから時間は着々と過ぎていき、お昼になるとその日の講義が終わった凛は帰る準備をしていた。
名無しは2時からバイトがあると言う事だったので、二人は門の前で別れると、彼女も駅の方へと向かっていった。
「このまま帰るってのもなぁ~……あ、だったら買い物でもして帰るか。
明日行くのも面倒だし、何日か分の食料でも買いにいこう♪」
駅の近くには大きなスーパーがあり、凛はその店で何日か分の材料を買う事にした。
「ん~…今日はカレーにでもしようかな~。
作って保存しておけばいつでも食べられるしねv」
今日も何も変わらない日常
「あ、お菓子もついでに買おう!」
何も変わらない人たち
「ありがとうございました~!」
何も変わらない……変わる事の無い
私の世界…。
だけど今日は違っていた。
”ゴロゴロ”
”ザァァァアアア!!”
「え…雨!?
ってか雷もなっているし!
今日雨が降るなんて言ってた!?
って今日、天気予報確認してなかったんだった!∪」
明日も、明後日もその次の日も…
日常が当たり前にやって来るなんて
そんな事ありはしないんだ。
スーパーを出た凛は外を見ると大雨になっており、雷まで鳴り響いていた。
このまま歩いて帰っても確実に濡れてしまうし、雷が苦手は彼女は尚更外を歩くのが嫌だった。
「はぁ~…こうなったらタクシーで帰るか」
お店の入り口付近にはタクシー乗り場があり、凛はそれに乗って帰る事にした。
車が走ると、先ほどよりも雨脚は強くなり、風も強く吹き出していた。
「運転手さん。
今日って天気荒れるんですか?」
「お客さん、天気見なかったのかい?
今日から明日にかけて嵐が来るらしいよ」
「嵐!?」
「あぁ、雨風が強くなるし、雷も酷くなるらしいから、物が飛ばされない様に注意しないとな」
…嵐か
なんか嫌だなぁ∪
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