第9話 満月の夜は血が騒ぎ出す
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カ「食欲ないから、凛は食べてきていいよ。
俺の事は心配しなくてもいいから」
「え…でも」
カ「大丈夫、少しだけ休むから。
だから一人にしてくれないかな?」
「ぁ……う、うん
じゃあご飯先に食べちゃうね?
後でまた様子を見に来るから」
凛はそう言われカカシの部屋を後にした。
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夕食も終わり、時刻は10時を向かえていた。
お風呂を済ませた凛はリビングに来ると、そこにはサンジと銀時、喜助の姿があり、彼等はそこで雑談をしながらテレビを見ていた。
「ねぇ、あれからカカシ先生って下りてきた?」
サ「いや、姿は見てねぇよ」
銀「え?何?はたけ君ってまだ部屋に閉じこもっちゃってんの?
まぁあれだよね。
同じ銀髪キャラが二人もいたら、そりゃはたけ君だって俺に喜を使うよなぁ」
「いや、銀髪キャラは正直関係ないと思うよ∪
さっきは何ともないって言ってたけど、本当に気分悪いのかも!
私もう一度様子を見てくるね」
銀「えぇ!?
凛ちゃん銀さんの側にはいてくれないの!?
俺だって凛ちゃんがいてくれないと具合が悪くなっちゃうよ!」
喜「あ、それならアタシもっス!」
サ「凛ちゅぁ〜ん!こんな野郎共じゃ無く俺の側に…!」
「うん、三人とも元気だから大丈夫だね」
凛は隣にいた銀時の頭にポンと手を乗せ、首から掛けていたタオルで頭を拭きながら、再びカカシの部屋へと向かって行った。
”コンコン”
「カカシ先生はいるね」
カ「…あぁ」
室内からはあまり元気のないカカシの声が聞こえてき、凛は中に入るとカカシは先ほどと変わらずずっと窓の外を眺めていた。
未だに雨の勢いは納まらず、まるで耳鳴りの様にザァザァと地面に打ち付ける雨音が室内まで響いてきていた。
「カカシ先生、本当に大丈夫?
食事もしてないし…皆も心配して………っ!」
凛はカカシの隣に来ると、本当は気分悪いんじゃないかと思い顔を覗き込むと凛は言葉を失った。
後ろ姿じゃ分からなかったが、前から彼の顔を見るといつもしている面布や額宛をしておらず、彼の素顔が100%露になっていた。
今まで誰も見た事の無い彼の素顔を見た凛は、とても驚いた表情をしていたが、それと同時にカカシの表情は感情すら持たない冷血な表情をしており、凛の中で「かっこいい」だの「こんな顔してたんだ!」だの言えるような雰囲気ではなかった。
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