第8話 日向ぼっこ
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ある日の昼下がり、凛は庭に干してあった洗濯物を確認すると、全て綺麗に乾いていた。
春の陽気な日差しを浴びた洗濯物達は、どれも良い匂いのするものばかりで、時折吹く風でパタパタと衣類等が煽られていた。
「ん〜♪
此処最近天気も良いし洗濯物が乾くから助かるなぁv」
清々しい気候に包み込まれ、彼女の気分も今日の天気の様に明るかった。
そして次々と洗濯物を籠の中に要れていると、やる気の無いようなトーンで背後から声をかけられた。
銀「凛ちゃ〜ん」
「ん?
あ、銀ちゃんどうしたの?」
銀「どうしたのって…………そう言われると特に用件はねぇな」
「クスっ、何それ」
銀「あれだぞ!
別にり、凛の姿が見えねぇから淋しいとかそんなんじゃねぇからな!/////」
「…はいはい、淋しかったんだね?」
銀「バッ!////だから違うって!!////」
「銀ちゃんも素直じゃないね♪
あ、そう言えばそれ、以前買い物行った時に買った服でしょ?
銀ちゃんそれ凄く似合ってるよ!」
銀「え、そうか?/////」
以前皆でショッピングモールに出かけたとき、銀時は赤いファスナーの付いた白のダブルジップパーカー、そして黒のカーゴパンツを買っていた。
自分は今まで着慣れた着流しで良いと言ったが、この世界の服を着てみると思っていた以上に着心地がよく、凛自身もかっこいいと褒めてくれたので、気分を良くした銀時はこの世界で買った服を着る様にしていた。
銀「ど、どうせ暇だし手伝ってやるよ/////」
「ありがとう!
…あ、ちょっと待って」
銀「んぁ?」
銀時は凛が持っていた洗濯籠を持とうとしたその時、凛は何かを見つけたようで、銀時に少ししゃがむ様に言った。
「じっとしててね!」
「っ!!/////」
何が何だか分からずジッとしていると、凛はグッと背伸びをして彼の顔の近くまで、自分の顔を近づけた。
突然の事で驚いた銀時は一気に顔を赤くすると、凛は彼の髪にそっと触れた。
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