第7話 この世界で見たもの
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「…………∪」
ゾ「ぐがぁ〜…ぐがぁ〜」
「あの〜∪
お連れ様でしょうか?」
「す、すみません!∪
直ぐに叩き起こして連れて行きますので!∪」
3階に来た凛は店内を見て回っていると、遠くの方から豪快なイビキが聞こえてきたので、まさかと思い走って行ってみると、案の定、展示してあるベッドの上で爆睡しているゾロの姿があった。
ゾロは人目を気にする事無くいつもの様に眠っていたが、店員さんは声をかけても起きない彼にどうする事もできず苦笑いを浮かべていた。
それを見た凛は慌てて店員に謝ると、ゾロの体を揺らして起こそうとした。
「ゾロ!起きてよ!!
此処は寝る所じゃないんだからぁ!!」
ゾ「…ん〜」
「『ん〜」じゃなぁあい!∪」
どうしよう∪
このままじゃマジで起きない…。
何かいい方法は…
……Σっ!!そうだ!
「ゾロ世界一の大剣豪が目の前にいるわよ」
ゾ「Σ何ィ!?
何処にいやがる!!」
凛は耳元でそう囁くと、今まで起きなかったゾロは一瞬で目を覚まし、勢いよく体を起こすと周りをキョロキョロと確認した。
「やっと起きた!
…ったく∪」
ゾ「あぁ?凛じゃねぇか
こんな所で何やってんだ?」
「それはこっちのセリフだから!!
ゾロがいなくなってずっと探していたんだよ!?」
ゾ「あぁ〜悪ィ
眠くなっちまって」
「此処は昼寝をするところじゃないのー!!
…でも見つかってよかった。
ゾロがいなくなってとても心配したんだから∪」
ゾ「…凛……すまねぇ
心配…かけちまって」
「もういいよ
目を離した私にも責任はあるしね
それよりも皆の所に戻ろう!
買い物も終わってると思うから、家にもそろそろ帰らなくちゃ」
ゾ「あぁ、そうだな」
ゾロは反省した様子だったので、凛はそれ以上怒る事をせず、皆と待ち合わせをしている所に戻った。
そして、いくら何でももう無いと思ったが、心配した凛は帰り道一応ゾロの手を握って家まで帰り、今日のショッピングの一日は幕をとじた。
END