第7話 この世界で見たもの
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家を出て20分後、凛は皆を大きなショッピングモールに連れてきた。
家の近くには駅があったため、それを交通の手段として電車に乗ると、喜助以外の5人は窓の外から見える風景に目を奪われ終止落ち着きが無い状態だった。
喜助は自分が住んでいる所と今いる世界に違いが無かったため、電車にも落ち着いて乗っていたれたが、車内では若い女性達が彼等の姿を見て顔を赤らめたり、「超イケメンじゃない!?」と言ってはしゃいでいる姿にもが笑いを浮かべていた。
そしてショッピングモールに到着しても、周りからの視線はとても痛く、今度は凛が落ち着かない感じかした。
「皆かっこいいから視線痛いね」
喜「アタシは別に興味はないっスよ。
ただ凛さんにさへ見て頂けたらそれだけで十分っス♪」
グラサンと帽子を付けているおかげで周りから気づかれる事無く、何より救いだったのは今日が平日だと言う事だった。
休日と違ってお客さんはいつもより少なく、ショッピングをするには最適だったため、凛も余裕を持って買い物が出来るかもと思ていた。
そして凛は彼等と一緒にメンズ服が売っている階へと向かった。
「此処だったら皆に合う服や下着とか色々あると思うから、買ってくるといいよ♪
お金は喜助さんに渡しておくから会計は宜しくね。」
喜「分かりました」
「私は此処で待っているから!
あ、それと!くれぐれもサングラスとかは取らない様にね!」
凛は喜助にお金を渡すと、彼等はそれぞれ自分好みの服が置いてある場所に移動を開始した。
此処の店で売ってある物は、機能性やデザイン性がとても良く、彼等はどんなものがいいか色々迷っていた。
「クスっ、少しは気晴らしになると良いんだけど」
……それにしてもトリップってずっと現実じゃあり得ないって思ってた。
もしそうなったらいいなとは思っていたけど……
…でも……彼等からしてみたら、こんな訳の分からない世界…
ーー飛ばされて不安しか無いよね。
もし私が逆の立場なら泣いちゃうよ
「此処では私が皆を護ってあげなくっちゃ!」
あまり離れた所にいたら皆が心配するだろうと思い、売り場から離れたところで凛はベンチに座って待っていた。
その間、時間はどんどん過ぎて行き、彼等がお店に入って1時間が経った頃、「そろそろ終わるかな」と思い、様子をみに店内に行こうとしたその時だった。
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