第5話 眠れない夜には
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カカシと分かれて自分の部屋に戻ってきた凛は、ベッドに入ったが中々寝付ける事が出来なかった。
何かしていればそのうち寝るだろうと思い、ベッドの中でスマホを弄っていたが、眠たくなるどころか益々目は冴えていき、余計に寝る事ができなくなってしまった。
「ん~…眠れない∪
風に当たりすぎたからかな?」
凛はチラッとスマホが面に目をやると、時刻は1時半になっていた。
「このまま目を瞑っていてもどうせ寝れない」と思った凛は起き上がると、そのままリビングに向かった。
既に明かりが消されたリビングで凛は間接照明を付けると、先ほどまで真っ暗だった部屋に仄かなオレンジ色の明かりが灯り、凛は冷蔵庫から冷えたお酒を取り出すとソファに座って飲み出した。
「寝酒なら別に大丈夫だよね」
お酒を一口飲むと、アルコールが喉の奥へと入っていき、胃に広がっていくのが分かった。
「五臓六腑に染み渡るとはまさにこの事か?」
誰もいないリビングで凛はお酒を片手に、棚に飾られていた家族写真を眺めていた。
お父さん……お母さん……お兄ちゃん
写真には4人が写っており、そこで満面の笑みで写っている自分はとても幼かった。
「……今じゃ考えられないけどね」
土「何がだ?」
「Σっ!
ひ、土方さん!」
急に背後から声が聞こえ、ビクッと肩を振るわせた凛が振り向くと、そこには寝ていた筈の土方の姿があった。
「すみません∪
煩かったですよね?」
土「いや、最初っから起きていた。
なかなか寝付けなくてな」
「そうでしたか。
私も寝付けなくて」
土「それで一人で酒盛りか?」
「あ、あはは∪
まぁそんな所です」
土「未成年が飲酒たぁ、あまり感心しねぇな」
「あの、私もう20歳なんですけど」
土「何ぃ!?
………マジか?∪」
「マジです」
土「…(17か18ぐらいかと思った∪)
そ、そっか∪
そりゃぁすまなかったな」
彼女の歳を知った土方は驚きの表情を浮かべると、凛はクスッと笑った。
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