第26話 この広い世界で
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その頃土方は凛を探す為に家を出たはずが、何故か見知らぬ女達に追いかけられるはめとなり、いろいろ走って彼女達を撒いていった。
土「ハァッ…ハァッ…∪
な…何で俺が…こんな目に…#」
せめてサングラスぐらいはして出てくるんだった∪
暫く走り続けて後ろを振り向くと、そこには先ほど自分の事を追いかけてきていた女性達の姿は何処にも無く、ホッとした土方は近くにあった植え込みのブロックに座り込んだ。
そして、少し落ち着いた後周りを見渡すと、見た事無い景色に少し呆然としていた。
ーーそういや…ここ何処だ?
駅方面に向かっていたはずだが…∪
前に凛と一緒に来た場所じゃねぇ∪
土「…そういや…連絡の手段もねぇじゃねーか」
土方は駅に行く方面も帰る手段も分からず、ただ空を見上げる事しかできなかった。
帰り道も分からねぇ…。
ここが何処なのかも分からなねぇ…。
右も左も分からねぇこの世界で…。
俺の世界じゃないこんな異世界で……。
俺は……俺は……。
まるで……独りのようだ…
女1「あ!見つけた!
あそこにいたわよ!」
土「Σゲっ!なんでここがバレたんだよ!∪」
遠くの方で先ほどの女性達が彼を見つけると、それに気付いた土方も急いでその場を走って逃げた。
クソっ
クソっ!
凛!
何処にいる凛!!
何処なんだ!!
土「凛ーーーー!!!!」
「トシさん!!」
”グイッ!”
土「Σっ!?」
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