第26話 この広い世界で
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確か近くに買いにいくつってたから…。
駅方面か?
自分たちがとても有名だと彼女から聞かされていたので、あまり面倒を起こさないようにしておこうと、この世界に来てあまり外に出なかった土方だったが、一度買い物に行った時に駅方面に行った事があったため、彼なりの勘で取りあえず駅方面に行ってみる事にした。
そういや一人で歩くのは初めてかもしれねぇ…。
前は凛と一緒だったし、面倒ごとを避けて基本外出はしなかったからなぁ。
土方は持っていたタバコに火をつけようとライターを取り出したとき、前に凛に言われた事を思い出した。
【土方さん、この世界では外での歩きタバコは禁止されてるの。
だから吸う時は気をつけてね】
土「……ハァ…便利な世界だがその反面不便な所もあるんだな∪
それにしても本当に天人はいねぇし、船だって飛んじゃいねぇ。
見れば見るほど不思議な世界だな」
「あ、あのぉ…すみません」
周りを見渡しながら歩みを進めている時だった。
彼の背後から女性の声が聞こえてきたので、後ろを振り向くとそこには数人の女性達がいた。
土「…何だ?」
女1「キャー!凄い!
声まで本物そっくり!/////」
女2「見た目だってそのままじゃない!/////」
…何なんだコイツら∪
いきなり声をかけられたかと思いきや彼女達は土方を見るや否や興奮気味にキャーキャーと盛り上がっていたため、土方も少し引き気味になっていた。
女3「あ、あの!/////
それって銀魂に出てくる土方十四郎のコスプレですか!?////」
女1「コスプレっていうか、もう本人そのものって感じですよね!?v」
女2「写真一緒に撮ってもいいですか!?♪」
土「…えっと∪」
【貴方達はこの世界に存在しない………そして住む世界も
ーーーー貴方達はこの世界では漫画の登場人物なんですよ】
【皆この世界では有名だから周りに気づかれると大変な事になるから】
…そういやこの世界に来たばかりの時も凛はそんな事言ってたな。
そうなるとこれ以上の面倒事はゴメンだ。
土「悪いが俺は急いでるんだっ」
そう言って土方は彼女達に背を向けその場から走って逃げると、その女性達も彼を追いかけだした。
女性1「ちょっと待ってよ〜!」
女性2「写真が駄目なら連絡先とか交換してー!v」
女性3「ハグでもいいからぁ!」
ふざけんな!!#
何で俺がんな事しなきゃならねぇんだ!##
つーか何であいつら追いかけてくんだぁぁああ!!!
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