第22話 海に危険は付きものです!!
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その頃岸に向かって泳いでいた凛は自分が離岸流によって流された事や、その区域が離岸流スポットということすら知らず必死に泳いでいたが、彼女にも体力の限界が近づいていた。
「ハァ…ハァッ∪」
どうしよう…けっこう泳いでいるのに前に進んでいない
それにさっき以上に沖に流されてる∪
「や…ばい∪…
…ハァッ…ぁ……」
これ以上足が動かない!
”ズル”
「Σっ!?」
”ドボンっ!”
ずっと泳いでいた所為もあり、凛は浮き輪から手を滑らせてしまい、海の中に体が沈んでしまった。
”ゴボゴボッ!”
どうしよっ!
体が動かない!!
沈む!!
疲労のせいで体が動かず、それでも凛は浮上しようと腕を動かしていた。
しかし、そんな思いとは裏腹に体はどんどんと沈んでいった。
体が重い…
息もできない…
…あぁ…私ここで死んじゃうのかな?
彼氏も欲しかったなぁ
結婚だって夢見てたのに…
それに出産して
暖かい家庭を築いて…
おばあちゃんになるまで生きたかったなぁ…
なにより…まだ皆と一緒にいたかったのに…
…まだ皆とやりたい事だってあったのに…
サンジ君
ゾロ
カカシ先生
喜助さん
銀ちゃん
トシさん
……たす…け……て……
誰…か…
…私の…事…に……気…づ…い…………て…ーーーー。
凛の意識は徐々に無くなり、最後に彼女の目に映ったのは一筋の光りと水でボヤけた人影だった。
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