第22話 海に危険は付きものです!!
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銀「えっと…どこにいんの?」
喜「近くで泳いでないッスか?」
サ「……いねーぞ」
喜「そんなはずは無いっスよ」
ゾ「だが姿すら見えねぇな」
目を凝らしてよく辺りを見渡したが、凛らしい姿は何処にも無かった。
そしてその時だったーー。
”ピーンポーンパーンポーン♪”
『西側の海岸では離岸流が発生します。
海水浴客の皆様はくれぐれも西側の海岸付近で遊泳されませんようお気をつけ下さい』
浜辺中に設置されているスピーカーから離岸流に対する注意放送が流れた瞬間、銀時がサンジに問いかけた。
銀「なぁ、離岸流ってなんだ?」
サ「離岸流ってのは海浜流系の一種で、海岸の波打ち際から沖合に向かってできる流れのことだ。
海岸に打ち寄せた波が沖に戻ろうとする時に発生する強い流れだから、それに巻き込まれちまったらどんなに自力で泳いでも岸には辿り着けねぇ」
土「……おい…考えたくねぇが
凛が泳いでいた場所って西側じゃねぇよな?」
喜「…………まさか∪」
その場にいた全員が顔面蒼白になった。
銀「Σおいぃぃぃいいい!!!∪
何やってんの!?
大の大人が二人もいて凛ちゃんから目を離すなんて何やってんのぉおお!?」
喜「Σえぇぇえ!?
アタシ達だけの責任ッスかぁああ!?∪」
ゾ「今は責任のなすり合いをしている場合じゃねぇだろ!
それにまだ凛が離岸流に流された決まったわけじゃねぇ!
手分けして浜辺と海を探すぞ!!」
6人は近くに凛が無事でいる事を願いながら、皆で手分けして探す事となった。
***********
そのころ凛は…
「や…ヤバい∪
泳いでも泳いでも岸に辿り着かない!!∪」
離岸流によってどんどん沖へと流されていた。
流れが速かったせいか岸ははるか遠くに見えており、今いる場所からは遠すぎて自力で泳いで戻るにはかなりの体力が必要だった。
どうしよう∪
ここから大声で叫んでも絶対聞こえないし…
それにずっと海に浸かっているせいで体も冷えちゃってるよ∪
ーーそう言えば
皆心配しているのかな?
それとも…
…今私がいなくなっている事すら気づいてないのかも
「…って、ここで浮かんでても仕様が無い!
意地でも岸に戻ってやる〜!!」
凛はガタガタと震える体を何とか動かし、もう一度岸に向かって泳ぐ事にした。
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