第45話 大きな川を越えて
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その頃悟空と坤とジープは川から何とか岸へと上がり、坤の家がある村へと向かった。
しかし村中の家は滅茶苦茶になっており、窓ガラスは割れまるで廃墟の様に変わり果て、二人は言葉を失った。
空「……これって…」
坤「……ッ」
そして坤は突然走りだすと、一目散に自分の家へと向かいお母さんと妹の姿を探した。
坤「っ!!…――母さん!?…凛!!!母さん…凛!!どこだよ!!俺帰ってきたよ!?」
家中をくまなく探し大声で必死に家族の名前を呼んだが、返事は返っては来なかった。
坤「お兄ちゃん!!何処にもいないんだ…母さんも妹も!!どうしよう…きっと妖怪に襲われちゃったんだ!!みんな殺されたんだ!だから誰もいなくなって…」
空「…坤っ」
坤「母さんも…凛も…!妖怪に殺され……て」
空「――落ち着けって!!」
空「殺されちゃいねーよ」
坤「え…?」
空「確かに村中荒らされてるし妖怪の仕業だろうけど―――死体がない。
血の跡もほとんどないし…だから多分村中でどこかに非難してるんじゃねーかな」
坤「…本当に?」
空「おう!!――だからさ早く探して元気な顔見せてやろーぜ。な?」
悟空は動揺している坤を落ち着かせるために村の状況を説明し、皆が殺されてないことを伝えると悟空は坤の頭を撫でた。
坤「……うん…!」
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