第45話 大きな川を越えて
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こんな所で何時までも足止めをくらってる場合ではなかったので、他に方法は無いものかと思いそこに居た一人の男の人に話を聞いた。
しかし話しによると、この川に一年前から妖怪が住み着き、立て続けに16艘が襲われて以来誰一人船を出さなくなったそうだ。
浄「俺等西に行くには川渡るしかねぇんだけど」
「西?
そりゃ兄ちゃんたち遠回りして山に入れば吊橋くらいあるがね……でも山五つ越えるのにふた月はかかるがの」
「ふた月は結構きついなぁ~ι」
八「なるほど…川辺の少年が『渡れない』と言ってたのはこういうことだったんですね」
「……あんた達坤(コン)に会ったんかい」
おじさんは坤という少年のことについて三蔵達に語りだし、その後悟空と幸恵は坤の処へ向かった。
坤「はぁっ…はぁ――クソォ…!!」
坤が川に向かって石を投げていると後ろから先に悟空が声をかけ、その後幸恵が石を川に向かって投げた。
「マジででっけ――川だなっ」
坤「……」
「ほ~~んと♪
私も始めて見たかなv」
空「俺、実はさ船って乗ったことね――んだ
泳ぎ得意だし…流石にこの川は泳いで渡れそーにねーけど」
「いや、悟空なら餌さえ与えればこんな川すぐに渡れると思う」
空「いや無理だって!ι」
坤「…言っただろ向こう岸へはもういけないんだって
………妖怪に襲われるかもしれないから、もう船は出せないって…
俺何度も頼んだけど駄目だった…
俺ひとりじゃ船も出せないし山も越えれんない……
しょーがないって…わかってるけど…けど」
空「――けどさぁ。
見えてるのに手が届かないのは悔しいよなぁ」
「そうだね……でも、もし届くとなったらどうする?」
無駄なことはしたくない三蔵はおじさんから船を買い取ると、坤も一緒に乗せて川を渡ることにした。
坤は余りの嬉しさに大喜びをしていた。
そして幸恵はこの展開を本で知っていたため、前もって火影骨を準備していた。
八「幸恵…何で武器を?」
「あーぁ…ちょっとこれから忙しくなるからさ」
そう言った矢先、水面が突然渦を巻き船が揺れ始め、水中から一匹の妖怪が姿を現した。
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