第44話 ドッペルゲンガーの正体
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五人は偽物にどんなに攻撃をしても全てが互角な為、やはり勝負がつかづに苦戦していた。
八「もしかしたら僕らを仲違いさせる作戦かもしれませんね」
「多分そこまで考えてないと思うよ∪
…でも本当にこのままじゃらちが明かないから首謀者にでも聞いてみない?
……ったく#ーー隠れてないで出てきなさいよ!!」
幸恵は建物の背後に隠れている奴に声をかけた。
するとそこには案の定一人の妖怪が出てきて、その男は清一色と同じ式神使いだった。
「ククク…どうだ三蔵一行。
俺の式神使いの出来栄えは!!」
八「素敵に悪趣味です」
「それにキモイしウザイ(キッパリ)」
「―――ここ数ヶ月貴様等を追い続け全てのデータを収集し、昨日ついに完成した俺の傑作だ!!
力・スピード・攻撃・行動パターン…どれも本物と互角!!
少なくとも相打ちは免れまい!!!」
浄「…そーかそーか…それじゃワケねぇな」
「…え?」
五人は妖怪の言葉を聞いた途端、偽物の自分をあっさりと攻撃した。
「―――な…そッ…そんなバカな…!!?負けるわけが無い……!!!コレまでの戦闘パターンを完璧にコピーした筈――」
三「それがどうした」
゛ガウンッ!!”
三「今までのデータだか何だか知らねぇが―――所詮は……―昨日の俺だろ?」
「そ…そんなもん屁理屈だぁ!!ι」
八「ようは気持ちの問題ですよね」
「うん♪…それに今度私の偽物作るなら、もっとナイスバディにしなさいよ!!#」
((((……ι))))
それからお騒がせの妖怪もボッコボコにして、三蔵一行のドタバタな一日も幕を閉じようとしていた。
***********
空「あ――面白かったあ」
浄「そうかあ?」
「私は何だか無駄に疲れた∪」
八「ま、ネタとしてはありきたりでしたよね」
浄「なぁ…今気付いたんだけど、さっきの奴等に西に行ってもらえばよかったんでない?」
三「……その手があったか……」
END