第42話 散行く雪の中で…
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空「…雲……ヤクモッ……何でだよ!!?」
再び悟空が立ち向かおうとしたその時、八戒と悟浄が悟空の前に立ちはだかり攻撃態勢に入った。
空「…八戒…?」
八「――悟浄…接近戦は避けましょう」
浄「力じゃ敵いそーに……っ!…幸恵ちゃん?」
攻撃をしようとしてる二人の前に幸恵が立ちはだかり、八戒と悟浄の胸元を両手で押さえていた。
「判ってる……悟空も…私も判ってるよ……ヒクッ……でもコレしか方法はないの?……ヒクッ…どうにもならないの!?…ヒクッ…どうにも……」
八「…どんな気持ちだったんでしょうね…子供達のお墓を作り続けて………たった一人で」
「………っ」
浄「…あいつの墓は…誰がたててやりゃあいい?」
二人の言葉を聞いて、幸恵は耶雲の笑顔を思い出した。
そして幸恵は足の力を失ったかのようにして、その場に座り込んだ。
『――ヤクモ――っ』
『雪合戦やろーよ!ヤクモ――!!』
『…あぁ…雪がやんだらな』
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