第41話 ヤキイモとちびっ子達
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「――よぉ、昨日は悪かったな」
「……耶雲」
三「っ…!
――いや別に…あれで片が付いたわけじゃないだろう」
耶「…まぁな」
三「――あんたが昨日言ったとうりかもしれん。
異変の現況をつきとめたところで今まで通りに戻るのは手遅れだろうな」
「……本当にそう思うんだ三蔵は?
……これから先どうなるかなんて神様じゃないんだから判るはずないじゃん
……こんな所で結果を出してしまわないで、元通りになるように私達が頑張らないと…ね?」
耶「ははは♪いいこと言ってくれるぜ嬢ちゃんv
…まぁ俺自身このままだと、いつ自我なくして暴れだすかわかんねぇし―――それはあんたの仲間も同じだろ?」
三「……あぁ」
耶「――まぁ俺はとっくにおかしくなってんのかもしんねぇがな」
三「…お前…」
三人が話をしていると、一人の子供が雪合戦をやろうと耶雲に声をかけてきた。
耶雲はそれに参加し、悟空達に雪球を有りっ丈ぶつけてきた。
だがその時悟空は、雪に埋もれて幾つも並ぶ石を見つけた。
空「……これ…」
耶「墓だ…ここに来てから死んだ子供達のな。
これがここにあるから俺もこの土地を動きたくなくてな」
空「死んだっ…て…病気か何かで?」
耶「――いや殺された」
空「…誰に?人間に「悟空!!」
耶雲の問いに悟空がいろいろ聞こうとしたが、耶雲のことを知っていた幸恵は悟空の言葉を横からさえぎった。
「これ以上は……ね?」
耶「サンキュー……嬢ちゃん」
その夜また吹雪になり、三蔵一行は今夜も耶雲にお世話になっていた。
だが、その日は梁(りょう)という子供が居なくなっていた。
耶雲は他の子から状況を聞くと、突然ライフルを持ち出し、外へと出て行った。
END