第41話 ヤキイモとちびっ子達
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それから少ししての時だった。
「子供達を中に入れてたほうがいいと思う」
三「――!!」
浄「幸恵ちゃん?」
彼女の言ったことに理解した耶雲はライフルと取り出すと、皆を奥へと引込めた。
しかし次の瞬間入り口の布がビリビリと破かれ、村人の男達が手に鎌や鍬(くわ)を持って入ってきた。
「……やっと見つけたぞ。
こんな所で妖怪の子供を匿(かくま)っているとわなァ――――耶雲」
耶「……」
浄「人間…?」
耶「――麓(ふもと)の村の連中だ
……俺達妖怪を狙ってる
―――もう放っておいてくれ!!
俺達はあんた等に何の迷惑もかけてない筈だ!!子供達だって…」
「たとえ今はそうだとしてもな、だが…いつお前等が他の妖怪と同じように暴走して村を襲うかもしれん、お前等自信にだって保証はできねぇんだろうが!!」
耶「――っ!!」
゛ジャキっ!”
子「きゃあぁあ!ヤクモ…!!」
それを聞いていた悟空が男達を止めようとしたが、聞く耳を持とうとしない男達は攻撃してこようとした。
それに対して耶雲もライフルを構えた……が、男達と耶雲の間に幸恵が立ちはだかり、三蔵は耶雲のライフルを下ろさせた。
耶「……お前ら…」
「僧呂と女――あんた達人間か?
何で人間が妖怪と一緒にいる」
三「成り行き上な……あんたら人間の言い分はもっともだ。
先の安全を考えるなら、その行動は適切な判断だろう」
空「さ…三蔵!?何言って…」
「でもねぇ…耶雲はともかくこの子達は、あんた達の村に居る子供達と変わりばえないの……
それが判っててまだこの子達を殺そうと思ってるのなら」
「あんた達は人間でも妖怪でもない………ただのゴミよ」
「……っ…!!」
怒りの所為で目が紅くなっていた。
それを見た男達はとても驚いていた。
「そ…その目…もしかして伝説とされてきた陰陽の姫巫女!?
………っ…だっ…だがやはり妖怪とは共存できねぇんだ
……いいか!この土地を出て行ってもらうまで俺達は納得しねぇからな!何度でも来るぞ!!」
こうして、一時的に男達は耶雲の家から出て行った。
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