第41話 ヤキイモとちびっ子達
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゛ボス”
浄「…寒ッ」
八「寒いですねぇ」
空「寒い――!!」
「寒すぎ!!」
三「うるせえ#」
猛吹雪の中、頑張って徒歩で山越えをしていた三蔵一行であったが、寒さに勝てずそれぞれ愚痴をこぼしていた。
浄「ホンっっと―――にこの道でいいんだろうな?
八戒!!」
八「僕に言わないでくださいよ。
西へ向かうにはこの山をこえるしかないと麓(ふもと)の村の方が」
浄「そりゃ雪降ってるとは聞いてたけどよ……限度があんだろ、限度が―――!!!」
「だよねι
かなり吹雪いてるもん……」
空「おっスゲえ!!
ここ雪深え――!!」
悟空は雪の感触にとても気に入り、深いところを見つけてはザクザクと足を突っ込ませて面白がっていた。
八「いや――悟空は熱量が高いですねぇ」
浄「猿は喜び庭かけ回るってな」
「しかも半ズボンでしょ?
見てるこっちが寒いよι」
浄「じゃあ悟浄さんが暖めてやろうか?♪vv」
「暖められる前に頭から下の体を全て雪に埋めて、上から水をぶっ掛けて頭がカチコチになった所をバットで思いっきりカチ割ってやろうか?♪」
浄「やっぱりヤメテオキマスι」
「ねーそんなことよりどこか村とかないの?」
八「この山に人は住んでないと聞きましたけどね」
予想以上の猛吹雪の中、寒さに震えながら先の見えない雪道を歩いていると、突然音を立てて一本の矢が地面に突き刺さった。
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