第40話 奪われた記憶No3
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八「三蔵!悟空!幸恵は居ましたか!?」
空「駄目だι何処にもいない!」
三「こっちもだ
そっちはどうだ?」
浄「誰も幸恵ちゃんらしき子を見てないってι」
八「僕も同じです」
幸恵が姿を消して一日が立った。
三蔵達は昨夜から姿を消した幸恵を探すべく、町中の人々に聞いてまわった。
しかしどの人に聞いてもそんな子は見てないと言われ、何の手がかりもつかめないで居た。
浄「クソッ!!一体どうすれば!」
するとそのとき悟空と変わらないぐらいの女の子が三蔵達に声を掛けてきた。
「あのぅ…もしかして探してる人って肩までの茶色い髪の女の子ですか?」
「「「「っ!!?」」」」
八「幸恵のこと知ってるんですか!?」
「えっ…えぇ…昨日森に薬草を取りに行く途中フラフラと歩いていました。
……でもあの先は川沿いの崖になってて足場も悪いし、この町の者ですら近づきません」
空「…もしかして…幸恵」
八「考えてくありませんが…行ってみましょう!」
八戒はその子から幸恵の居た場所を聞くと、ジープを急いで走らせ、その森へと急いだ。
浄「此処が確かさっきの子がいってた場所だよな?」
八「えぇ…このさきは確か川沿いの崖になってるとおっしゃってましたね」
四人は昨日幸恵を見かけたという場所からさらに奥に足を運んだ。
すると案の定辿り付いた先は崖になっており、その高さは二・三十メートルぐらいの高さだった。
三「このあたりで幸恵を見かけないということは……」
浄「もしかして……」
八「まだ決まったわけではありません!
ここら一体を手分けして探しましょう!」
そして三蔵一行は二手に分かれて探すことにした。
空「お―――い!!幸恵――!!」
浄「幸恵ちゃぁぁん!!どこだぁあ!!」
八「幸恵!!何処です!?」
三「幸恵―!!」
白「キュ――!!」
1時間探せど2時間探せど彼女の姿は見つからず、四人の声は空しくただ木霊するだけだった。
その間にも太陽は徐々に傾きだし、日が落ちるに連れて、気温も徐々に下がり始めてきた。
だがそんな中、上空から幸恵の姿を探していたジープが大きな声でなき始めた。
白「キュ――!!!キュ―――!!」
八「どうしたんです!?ジープ!?」
四人はジープが呼ぶ方角に目をやった。
そこは崖の下で川が流れており、浅瀬の方には小さな岸があった。
そして四人が崖の上から身を乗り出すと、そこには岸でグッタリと倒れている幸恵の姿があった。
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