第38話 奪われた記憶No1
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「部屋も取れてよかった♪
他の宿は何処も満室って言ってたから一時はどうなるかと思っちゃったよ」
幸恵はベッドにダイブすると一日の疲れが一気に押し寄せてきた。
そういえばさっきの宿の女将さん変な感じだったなぁι
微かに……微かにだけど変な感じだった
……もしかして………ってそんなわけ無いか♪
゛チリ~ンッ…チリ~ンッ”
「ん?…鈴の音?」
突然廊下から微かに鈴の音が耳に入り、気になった幸恵はドアを開けた。
しかし廊下には何も無く、変わった感じもなかった。
「疲れてんのかな?
…暇だなι
悟空の所にでも遊びに行くか!」
゛コンコン!”
「悟空!入るね♪
暇だからさ遊びに来ちゃった♪
何かゲームでもしようよ」
部屋に入ると悟空はおやつを食べており、幸恵の顔を見るやいなやキョトンとした表情で彼女を見ていた。
しかし次に出てくる言葉は、幸恵にとって予想もつかない言葉だった。
空「あんた…誰?」
「………え…――?」
空「何で俺の名前知ってんの?」
「ごっ……悟空?
…もーなに冗談言ってんのよ
わかった!新しい遊びか何か?♪」
空「何言ってんだ?
俺あんた見るの初めてだし」
「悟…くう?…――」
浄「おーい悟空!飯食いに行くってよって…どうしたんだ?」
朝食を食べに行くために、悟空の部屋に悟浄と八戒と三蔵がやってきた。
幸恵は悟空の様子がおかしいことを言おうとしたが、幸恵の耳に入ってきた言葉は紛れも無いモノだった。
浄「ん?誰だこの女?」
八「悟空のお知り合いですか?」
三「………」
「え……っ――ちょっ…ちょっと待ってよ!
一体何の冗談!?」
空「さっきからこいつこんなことばかり言ってくるんだぜ?」
「三蔵!何か言ったやってよι
これって何かの嫌がらせなワケ!?」
幸恵は三蔵の法衣を引っ張りながら問い詰めたが、三蔵は彼女の手を払いのけた。
「なっ……!?」
三「俺に気安く触るな…おい行くぞ」
「ちょっ…ちょっと待っ」
゛バタン”
「三蔵…悟空…八戒…悟浄……どう…して?」
END