第63話 違和感
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空「ーーー三蔵と幸恵は?」
浄「……」
八「……」
空「三蔵は?…幸恵は…どうしたんだ?
〜〜〜なぁッ、どうしたんだよ!?」
浄「……さぁな」
悟空の問いかけに悟浄は一言で返すと、先ほどまで吸っていた煙草を床に落として脚で揉み消した。
空「さぁな……って
なんだよソレ!?
〜〜大体さっきから変じゃんか!!
三蔵達に何かあったのか!!?」
浄「何もねーよ
……っつーか……何もしなかったんだよ三蔵は」
空「………ぇ」
悟浄は怒りを露にすると悟空は言葉を失った。
浄「お前が危ねぇ状態の時に、あのクソ坊主は現場放棄してどっか行っちまいやがったんだよ」
八「悟浄」
浄「それ以外の何だってんだ!?
ーー悟空が!!
目の前で死にかけたってんだぞ!!?
幸恵ちゃんだってあんな大怪我をしてまで悟空の事を止めようとして!!
下手したら死んでいたかもしれねぇ!!」
空「………!!」
八「だからこそ動揺しての事じゃないんですか?
実際あのままでは命を失ってました。」
ーーーそうか…俺
浄「はッ!普段はエラソーな事ぬかしてっくせに、結局目ェ背けてんのはアイツじゃネーのかよ!?」
三蔵の目の前でーーー。
浄「その間どんだけ幸恵ちゃんも必死だった事か!!
こんな状況でもアイツは高見の見物してたんだよ!!
ーーーあの態度がムカつくんだよ!!」
空「…って…もしかして二人とも置いてきたのか!!?」
八「落ち着いてください悟空
幸恵は自分の意思で三蔵の側にいる事にしたんです。
確かに彼女は大怪我をしていましたが、幸恵には惷涯さんがいます。
彼にも治癒能力はありますから大丈夫です。
それに、幸恵が三蔵の元に行ったのも何か理由があっての事なんですよ
三蔵もヘイゼルさんに声をかけていたようなので、彼等と一緒かもしれません」
空「………うそだ」
浄「嘘なら世話ねーーーよ」
空「〜〜〜うそだ!!
おかしーだろそんなの!?
だって…そんな………
ーーそれに、俺を狙った奴だってまだ誰か分かんねぇだろ!?
三蔵や幸恵だって危ねーーじゃんか!!」
浄「幸恵ちゃんは心配だが、あのクソ坊主がどうなろーーが知るかってんだ!!!」
空「ーーーーッ!!」
その言葉を聞いた悟空は居ても立ってもいられなくなり、小屋から出て行こうとした。
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