第63話 違和感
夢小説設定
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空「………生きてる」
意識を失って3日がたったある日、悟空はゆっくり目覚めるとその体を起こした。
空「…う〜〜〜〜…なんかヤな夢見た……」
”ぐらぁ”
空「ーーーっ?」
急に体を起こした事で悟空は目眩をおこし、それから周りを見渡すと、そこは自分たちが利用していた宿ではなく、見るからに古い何処かの小屋だという事に気付いた。
空「…………あれ…どこだ、ここ」
そして、自分が怪我をしていた事に気付いた悟空は、体にかけられていた布を引っ剝がし確認をしたが傷ひとつ付いてない綺麗な体だった。
身体……どこも何ともない
空「?」
どうなってんだ?
ベッドから降りて動こうとしたそのときーー。
”ガクンっ”
空「!!?」
”ズシャア!!”
身体に力が入らない悟空は大きな物音を立てて床に倒れ込んでしまった。
そのとき、大きな音に気付いた八戒が入ってきた。
八「ーー悟空!!
ああ、よかった。
悟浄、悟空が目を覚ましましたよ!」
空「〜〜〜なぁ、はっか…「駄目じゃないですか
急には起き上がれませんよ」
彼の身体を起こそうとして悟空に近づこうとした時、八戒は右足を庇うようにして歩いていたため、それに気付いた悟空が聞こうとしたが、その言葉をかき消すかのようにして悟浄が入ってきた。
浄「よぉ!!
やっと起きたか猿〜〜〜!!
ま、もう起き上がれるって方がスゲーけどな」
空「それって………」
ーー夢じゃ
空「やっぱ、俺」
なかったんだーーー。
八「何も覚えていませんか?
ーー誰にやられたのかも?」
空「ぜんぜん……姿も見えなかったし、気配もしなくてーーーってか俺傷どうしたんだ!?」
浄「………ああ…アレだ、ホラ
そんな大したケガじゃなかったつーーか?」
空「………?」
八「そうは言っても三日間目覚めなかったんですからね
流石に心配しましたよ」
ーーちがう
浄「お陰でこちは毎日ヒマでよ〜〜〜
こんな辺鄙(へんぴ)な山小屋じゃ、女っ気もねーし?」
何かちがう………変だ
何か
変だ
悟空は彼等と今の状況に違和感を覚え口を開いた。
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