第61話 VS斉天大聖
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八「もし僕が暴走したらその時はーー
貴方が止めてくださいね悟浄」
八戒は自分の耳に装着している制御装置に手を伸ばそうとした。
しかし、悟浄は無言で八戒の手を掴むと、悟浄の何か言いた気な表情を見て一瞬動きを止めた。
惷【八戒殿……それを外してしまってはーー】
八「今の僕に出来る事と言ったらこれなんです。
……悟浄もすみません。
色々背負わせちゃって」
浄「ハッ……あきらめてンよ
初めてお前を背負た日からな」
そして八戒は制御装置を外した。
すると八戒の耳は伸び、全身にはツタのような模様が張り巡ると、今までに感じた事の無い妖気が辺り一面に広がった。
そして八戒は自分たちの前で暴れている悟空に向かって気功を放つと、彼の体は勢いよく吹っ飛ばされた。
ヘイ「………アンタ…眼鏡はんなんか……?」
八「…今度は止めますよ悟空」
手に気功を貯めた八戒は再度悟空に攻撃を仕掛けようとすると、悟空はニヤッと笑みを浮かべ、ガトから標的を八戒に変えた。
そして、悟空は鋭い爪で攻撃を仕掛けてくると、八戒は彼の攻撃を交わし、勢いよく悟空のお腹に強烈なパンチをお見舞いした。
”ドムっ!”
空「カハッ!」
二人の攻撃がとても早く、目を追いかけるのがやっとのヘイゼルはただ唖然としながら見る事しかできなかった。
ヘイ「…な…何が起こっとるんや……?」
八戒は地面に手を当てると、辺り一面にツタが張り巡らせると、悟空の動きを封じる為に彼の脚に絡み付いた。
そして次の瞬間、八戒は隙を与える前に気功で攻撃をすると、悟空の体は民家の壁目掛けて勢いよく吹っ飛ばされた。
”ドゴォオン!!”
「きゃぁあ!!」
「うわぁああ!!」
辺り一面には白煙が上がり、八戒は次の攻撃に備えて手を構えると、視線の先には悟空の姿があった。
浄「!!
効いてねぇのか……?」
八戒の攻撃でダメージを受けた悟空は、再び大地からエネルギーを吸収すると、先ほどまであった傷がどんどん癒されていった。
ヘイ「…聞いてへんは
…不死身やなんて…」
どんなに攻撃をしても治癒されていく悟空に苦戦していると、悟空の影響からか、空はゴロゴロと雷の音を響かせ、雨をも降らせた。
ガ「……空がーーーー大地が騒いでる」
浄「…冗談だろ」
自然界の力が育んだ生命体ーーーー斉天大聖
ヘイ「ーーー妖怪どころやない…
そんなんはもう」
”神”やーーー
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