第60話 瀕死の悟空…
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「妖怪……妖怪だ…!!」
「うわぁあ
助けてくれぇ!!」
「いやぁああああッ!!」
先ほどまで瀕死だった悟空は、八戒の最後の可能性を信じて悟空の金鈷を外した。
すると目を覚ました悟空は案の定妖怪の姿へと変わり、傷を癒すため大地の気を全身に取り入れた。
八「っ!!!
ーーー逃げてください!!」
悟空は不敵な笑みを浮かべ屋根から飛び降りると、悟浄は透かさず彼の脚に鎖を巻いて阻止した。
八「退いて悟浄!!
ーーーハァッ!!!」
”ドンッ!!”
八戒は悟浄が悟空の動きを封じたと同時に気功で攻撃すると、悟空は片手で気功を受け止め増幅して打ち返した。
惷【下がれ!!
ーーハァっ!!<.font>」
”ドォオンっ”
「「「っ!!!」」」
八戒達の元へ向かってくる気功を阻止するため、惷涯は彼等の前に防護壁を張った。
しかし、斉天大聖の力を前に守護神である惷涯の力でも歯が立たず、三人は勢いよく吹っ飛ばされてしまった。
浄「ーーー!!!
悟空……!?」
「あーーーん!
うわーーん!
あーーーん!」
悟空は目の前にいる宿のおかみさんとその子供達に目をつけると、一歩一歩近づいていった。
そして悟空が手をあげ、襲いかかろうとしたそのときーー。
浄「止めろォオ!!」
”ドンっ!!”
悟浄の叫ぶ声と同時に一発の銃声が聞こえると、悟空の体は吹っ飛ばされてしまい、三人は何事かと思い視線を向けると、そこにはヘイゼルとガトの姿があった。
ヘイ「ーーー騙されるとこやったわ
悟空はんーーーーいや”斉天大聖”……それがあんさんの本当の姿ってわけやな」
浄「てめぇら…」
八「なんでその名を…?
ーーー!!…悟空…!!」
ヘイ「ーー阿呆な…!ガトの銃は当たった筈や」
確実に当たったと思った次の瞬間、悟空の手から二個の銃弾が地面に落ちされた。
浄「………掴み…取ったってのか……?」
ヘイ「ーーーー化け物が」
そして悟空は勢いよくガトに向かって攻撃を仕掛けてくると、ガトもまた銃を構えて悟空に一発発砲した。
悟空の素早い攻撃によりガトの腕が切り落とされると、ヘイゼルがペンダントにストックしていた魂をガトに与え、体の傷を元に戻した。
八「悟空は…!?」
先ほどガトの銃を再度受けた悟空の事が心配になった彼等だったが、悟空は銃弾を口で銜えて受け止めていた。
ヘイ「…………ありえへんわ……」
悟空は今の戦いを楽しむかの様にニヤッと不敵な笑みを浮かべガトに攻撃を仕掛けると、あの強靭なガトでさへ一方的に圧倒されていた。
ヘイ「なんやコイツ……どないしたら殺せるんや!?」
浄「〜〜〜あのクソ坊主っ
何処行っちまったんだよこんな時によ!?」
八「三蔵の事は幸恵に任せるしかありません。
………以前にもありましたよね
こんな状況が」
浄「あ?」
八「砂漠でーーー
あの時は悟空が自分で金鈷を外した
『止めてくれ』と言われたのに、僕は何も出来ませんでした。」
浄「八戒…?」
八「長丁場になったら僕も自信ありません。
もし僕がーーー
暴走したらそのときは…。
貴方が止めてくださいね悟浄」
END