第60話 瀕死の悟空…
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…思い出した
この感覚ーーー
同じだ…。
初めて会った時感じた
あの男のーーー
三蔵は額から汗を流し銃を数発発砲すると、その音に気づいた八戒と悟浄がやってきた。
八「…三蔵?」
浄「おいどーしたよ…
ーーーー!!!
悟空…!?」
八「悟空!!
これは一体……!?」
浄「何があったんだよ三蔵!?」
八「ーー三蔵貸して!
傷、塞ぎます!!」
三「…………」
浄「〜〜〜三蔵!?
オイ聞いてんのかよッ三蔵!!」
八戒と悟浄の問いかけに応えない三蔵は、ただ呆然と悟空の事を見つめていた。
しかし、このままじゃマズイと思った八戒は三蔵の頬をおもいっきり叩いた。
”バシッ!!”
三「……あ…?」
八「悟空を離しなさい」
浄「おい悟空!
しっかりしろ!!」
八「ーー悟浄ッ
脚と腕止血!!」
浄「…ああ!!」
「皆!!」
八「幸恵!!」
浄「幸恵ちゃん!!
悟空が!!」
「布はそんなんじゃ足りない!!
これを使って!!」
遅れて彼等の元にやってきた幸恵の手には大きな布が握りしめられていた。
烏哭と別れた後、この状況の事を思い出した幸恵はもうダッシュで彼等の元に急いだが、間に合わないと思ったので宿からシーツを持ってきていた。
「皆ゴメン!
私がもっと早く思い出していれば!!」
八「今はそんな事後です!!
悟浄!!もっと強く縛って!!」
浄「〜〜〜わぁってるっつーーの!!」
八戒は悟空の傷を気功で直し、悟浄と幸恵は布を破って彼の体に縛り付けていった。
その間にも悟空の体からは血が止まる事なく流れ続け、地面と赤く染めていった。
「こんなんじゃ間に合わない!!
服を破るわよ!!」
浄「くっそ…
何だってんだよ一体!!」
八「深い傷が多すぎる…
出血に追いつかない!!」
浄「〜〜〜〜ざけんなよッ
おい悟空ーー
死ぬな!!
死んだらブッ飛ばすぞ!!」
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