第60話 瀕死の悟空…
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『ーーお前ならどうしたい』
『もしお前自身が死んだとして、生き返りたいと思うか?』
『うーーーん…』
『俺はいいや』
『そん時は、いいや』
三蔵と悟空は宿に戻ろうとしたその時だった。
”ズシャァ!”
三「………な…?」
ーーーー今…一体…
何がーー…。
三蔵の目の前で悟空の全身からは勢いよく血が噴き出すと、彼はそのまま地面に倒れ込んでしまい、次の瞬間悟空は大量の血を口から吐きだした。
空「ゴホッ!!」
三「Σ!ーーーっ!!」
その光景を見て一瞬我に返った三蔵は、倒れている悟空を抱き寄せると同時に銃を構えた。
”ドクンっ”
…何の気配もカンジねぇ……!!
”ドクンっ”
”ドクンっ”
妖気もーー
人の気配すら
”ドクンっ”
…ありえねぇ
”ドクンっ”
こんな事…今までにーーーーー
”ドクンっ”
三蔵は辺りに神経を集中させ、敵がどこにいるのか探したが、妖怪どころかヒト1人の気配すら感じられなかった。
しかし、次の瞬間…。
三蔵の脳裏には一瞬昔のある光景が蘇った。
それは不敵に笑みを浮かべ、烏の様な存在ーーー…。
ーーーーーー『またね?』
その言葉を思い出した瞬間、三蔵は自分の背後に嫌な気配を感じた。
三「ーーーーΣ!!!」
”ドンっ!!”
”ドンっ!!”
”ドンっ!!”
”ドンっ!!”
三「…ハァッ…ハァッ……」
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