第59話 先の未来
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空「ーーーあ、ここにいた」
三「……いちゃ悪いか
何だ?」
空「いや、ただどこに行ったのかなって思ったから
それに幸恵もまだ戻ってきてないし」
三「別に何処にも行きゃしねぇよ
つーか幸恵はまだ戻ってきて「ーーーホントにか?」
三「……どうした?」
三蔵は悟空の顔を見ると、彼は何処か不安気な表情を浮かべていた。
空「…俺さ、この町に来てから……あ、もっと前からか。
死んだ人、生き返らせるのってどうなんだろうってずっと考えてて」
三「考えるだけ無駄だと言っただろうが」
空「うん、やっぱよく分かんねーや。
生き返れてさ本人もまわりも幸せならそれでいいじゃんとか思ったりもするし。
ーーーーーだけど……
俺ならどう思うのかなって
もしみんながーーーー
三蔵とかがもしいなくなったらどう思うのかな………
やっぱ生き返らせようとするのかな」
三「…勝手に殺すな。
余計なお世話だ」
空「ーーーあ、やっぱし?∪」
三「お前だったらどうしたい」
空「え?」
三「例えばお前自身が命を落としたとして……
生き返らせてほしいと思うか」
空「……………う〜〜〜んと
俺はいいや。
うん、そん時はいいや
だから取りあえず死なないよーにする」
三「じゃあそれでいいじゃねぇか」
空「…うん。そっか。」
三「生きてりゃ誰もがいずれ死ぬ
当たり前の事だ
ーーーーだがそれは今じゃねぇ
ただそう信じて生きているだけだ」
空「ーーーーうん
生きるのってさ…なんかすげえ………
腹減るよな!!」
”ぐぅうぅうー”
三「それはてめぇだけだ」
真面目な話しをしているかと思ったときだった、悟空のお腹の虫が大きく鳴り響き、悟空は三蔵に何かを食べに行こうとさそった。
しかし三蔵は彼に背を向け、部屋に戻ろうとした次の瞬間。
空「…え?」
三「……っ」
悟空の声に三蔵は後ろを振り向くと、彼の目の前で悟空は勢い良く血を噴き出しながら倒れていった。
『…俺はいいや』
『そん時は、いいや』
END