第59話 先の未来
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烏「嬉しい事言ってくれるね
でもいいのかな?
僕は敵だよ?……王子様達の側を離れちゃったら
危ないんじゃないの?」
「私には守護神がいるから大丈夫
そんな事よりも………話しがあるの」
烏「ーーーー斉天大聖」
「…っ」
烏「異世界から来た君なら全て分かっている事だよね。
ねぇ君は何処まで知っているの?
こうやって僕に会いにきたてことは、その先を知っているからなんでしょ?
前もあの城であの子が死ぬ事は知ってたんだよね?
だから敵だと分かっていても助けにきた
僕もその時までは君が異世界から来たなんて知らなかったんだけど、いろいろ調べさせてもらったよ
世の中には不思議な事があるんだね
ただの三蔵一行だと思っていたけど、君にも興味がわいてきたよ」
「私は興味が無いわ
私が何処まで先の未来を知っているかなんて言うつもりも無いし、貴方の想い通りにもさせない
ヘイゼルがこの町に戻ってきたのは貴方が悟空の事を彼に話したからでしょ」
烏「そこまで分かってたんだ?」
「…悟空に、皆に手を出さないで」
烏「それが君の願い?」
「ーーーえぇ」
烏「じゃあ君はどうなってもいいんだ?」
「その為に護ろうとしている」
烏「そっか…さすが陰陽の姫巫女
ーーーーでもね。
折角こうやって僕に会いにきてくれて悪いんだけど、止める気はないよ」
「っ!?」
烏「あ、どうしてもって言うなら、今夜僕の相手をしてよ。
男四人の中に紅一点……毎晩脚を開いていい声で鳴いてるんでしょ?」
「ふざけないで!!」
”ジャキン!”
烏哭の言葉に怒った幸恵は武器を取り出し、その切っ先を烏哭に向けた。
烏「クククっ、怒った顔もそそられるよね
僕に抱かれたくなったらいつでもおいでよ。
…あぁ〜そうだ、そんなに護りたいと思うなら、意地でも護ってみせなよ
君の言葉がどれほどのものか、そしてどれぐらい未来を変える事ができるか見てあげるから」
そう言うと烏哭は「またね」と言葉を言い残し、再び闇の中へと消えていってしまい、先ほどまで出ていた月も、烏哭がいなくなると同時に雲の中へと消えていった。
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