第59話 先の未来
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空「………あれ?」
「?」
この人の眼の色ーーーー
三「………悟空
飯の話しは後にしろ」
空「え?………ああ、うん」
「ではお部屋に案内しますね
どうぞこちらに」
空「………」
何かを言いたげな悟空だったが、三蔵の声で中断され、そのまま五人は女将さんの案内で部屋へと通された。
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窓から外を眺めると、何ら普通の町とは変わらず、住人達も普通に生活している光景が広がっていた。
浄「ーーー確かに
この町に来てからやたらと黄色い眼を見かけんな」
空「それってやっぱりさぁ…」
「ヘイゼル達がこの町にも来たってことだよね
過去に妖怪の襲撃にあったのかもしれないし」
ーーー黄色い瞳は一度死んで蘇った人間の証
妖怪に殺され
ヘイゼルの蘇生術によって魂を与えられた者達
三「当人達は思い出したくもない話しだろうからな」
空「…うん
わかってる」
夜になり、女将さんが教えてくれた蟹専門店で夕食を済ませた三蔵達は部屋に戻ると、そこにはヘイゼルとガトの姿があった。
「…私ちょっと散歩に行ってくる」
浄「でももう外は暗いぜ?」
ヘイ「女性がこないな夜に一人で出歩くんは感心しまへんなぁ」
「子供じゃないから心配は結構
それにヘイゼルがいるから此処にいたくないだけなの」
ヘイ「うちも嫌われたもんやね」
「あぁ、嫌いなのは事実だから」
ヘイ「それでもうちは幸恵はんのこと諦めへんよ」
「っ!…きゃっ」
ヘイゼルは幸恵の耳元で小さく囁くと、それを見ていた三蔵が彼女の体を抱き寄せ、自分の腕の中に納めると鋭い眼光でヘイゼルを睨みつけた。
三「幸恵に近づくな」
ヘイ「クスッ…お姫さんはえろ人気もんやね」
「兎に角、気分悪いから少し外に行ってくるわね
大丈夫近くにちゃんといるから」
そう言うと幸恵は三蔵の手からはなれ、一人部屋から出て行ってしまった。
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