第58話 俺達の選んだ道
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しかしそのとき
”ガウ…ン!!”
「ーーーー!?」
辺り一面に一発の銃声が響き渡った。
突然の発砲音にその場にいた人達は動きを止め、悟空達も聞こえてきた方向に視線をうつすと、そこには銃口を高く空へと突き上げた血まみれの三蔵と幸恵の姿があった。
蒼「…さ…三蔵法師……」
空「ーーー三蔵!?幸恵!?」
三蔵と幸恵は全身怪我しており、幸恵はなんとか三蔵に支えられながら、今の意識を保っている状態だった。
そんな2人は一歩、また一歩と群衆の方へと進むと、2人の姿に驚いた人々は声を失った。
三「退け」
彼のその一言で一人、また一人と道をあけると、それを見ていた男が声を発した。
「…ーーーど……どうした!早く捕まえんか!!>/font>
今こそ奴を差し出せば、まだ間に合うかもしれん!
〜〜〜〜〜なぜ誰も動かんのだ!!?」
三蔵と幸恵は悟空達の所まで来ると、2人は力つきて三蔵は悟空に、幸恵は悟浄に支えられた。
三「チッ…やっぱり違ったな…あの頃とは」
空「…え?」
「そ…それだけ…今と昔は変わったって事…じゃないかな?」
浄「幸恵ちゃん?」
蒼「まさか…行きて戻る筈が……」
三「生き延びるさ、胸張って生きる為に」
蒼「ーーーーー何故だ
人はそこまで強くない」
三「ーーーーそうかもな……だが、これが
俺達の選んだ道だ」
END