第58話 俺達の選んだ道
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”ドンッ ドンッ ドンッ”
「ハァア!!…やぁ!!」
<fonr size="4">”ザシュ ザシュ バスっ!”</font>
「ぐはぁあ!」
「ぐぁあ!!」
三蔵と幸恵は、洞窟の出口に出てきた所で無数の妖怪達に囲まれていた。
5人で戦う分には大して問題の無い数だが、二人で相手にするには数が多く、倒していくのに手間取っていた。
「ーーーそっちだ!!追え!!逃がすな!!」
どんなに倒しても妖怪はなかなか減らず、三蔵と幸恵は手こずった分、体のいろんな所に傷が増え、汗とともに血も流していた。
三「ハァ…はっーーーーッ…チッ……」
「……ハァッ…ハァッ…三蔵……今のうちに弾を補充してて……っ…」
三「…幸恵……さっきよりも出血してるぞ」
「ハァッ…ハァッ……私は…大丈夫!」
三(ーーーまるで…
あの頃みてぇだな)
「………三蔵……「今」は私も一緒にいるから」
幸恵は三蔵に向かってニコッと微笑んだ。
三「……っ(…あぁ……そうか)」
「………Σっ…三蔵!!!」
三蔵は弾を補充していると、茂みの中から三蔵に向かって妖怪が刀を振りかざしてきた。
幸恵のお陰でそれに気づく事が出来た三蔵は攻撃をかわすと、一発の銃弾を撃ち込んだ。
三「借りができたな」
「クスッ…危ないときは…守ってね」
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