第57話 蒼真の罠
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
八「人間と妖怪が結託しているというケースも考えるべきでしたね」
惷【幸恵様はこの事は知っていたがな】
浄「〜〜〜〜はぁ!?
それマジかよ∪」
八「だから惷涯さんをこちらに向かわせたんですね。
それよりも…妖怪とは何らかの条約を結んでいるのでしょう。
この町を襲わない代わりに貢ぎ物を差し出す…といったような」
空「じゃあやっぱ、あの道志ってニセモノなんじゃん!!#」
浄「ってことは俺達は……」
「「貢ぎ物」ですよ…とても価値の高いーーーね」
空「ーーーー三蔵…幸恵」
浄「あ?」
空「三蔵と幸恵は!!?
なんでここにいねーんだよ!?」
「心配なさらずとも、貴方がたもすぐ後を追う事になりましょう」
その言葉を最後に男は部屋から出て行くと、取り残されら三人はどうしようかと考えた。
惷【心配するな
幸恵様は玄奘殿と一緒だ】
空「じゃあ俺たちじゃなく三蔵達を守ってやってくれよ!」
惷【私もそれを願ったが、これは幸恵様の命令だ】
空「ちくしょう!だったら尚更こっから早くでねぇと!!
むぎぎぎぎ〜〜〜〜〜くっそビクともしねぇよこの牢屋!!#」
悟空は素手で牢屋を壊そうと試みたが、思った以上に頑丈で固かったため、悟空の腕力ではどうする事も出来なかった。
しかし、そんな中八戒はある隠し武器を取り出した。
八「ーーーー二人とも、ちょっとどいて頂けます?」
***********
洞窟ではなんとか妖怪達の攻撃を回避しつつ、同時に倒しながらも先へと脚を進めていたが、二人に対して多数の妖怪達の相手をするには少々難があった。
「ハァ…ハァッ……っ…はぁ…三蔵…大丈夫?」
三「ハァッ…はぁ……はぁ……ぜ…あぁ……幸恵は?」
「…んっ……ハァッ…なんとか」
あちこちに傷をおっていた三蔵と幸恵はお互いをかばいつつ、光の射す方へと歩みを進めていった。
そして、洞窟の外へ出られたと思ったが、二人の目の前には待ち伏せをしていた無数の妖怪達が出口を囲んでいた。
END