第57話 蒼真の罠
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そう言ったやり取りをしばらくしていたが、時計を見ると3人と分かれてからだいぶ時間が経っていた。
部屋に一緒にいたジープも八戒達が帰ってこない事をとても心配しており、幸恵の膝の上で何度も彼女の顔を見て「キュー…」と鳴いていた。
三「…遅ぇ#
ったく…何処ほっつき歩いてやがんだアイツら#」
”コンコン…コンコン”
三「……誰だ」
いきなり扉がノックされ、幸恵と三蔵は扉に視線を向けると、ゆっくり開かれた先に一人の男がランプを片手に立っていた。
「失礼します三蔵様方
ちょっとよろしいですか?」
「こんな時間にどうかしましたか?」
「それがそのーーーー
お連れの様の御三人が急に町中で倒れられまして、どうしたものかと…」
やっぱり来たわね
三蔵の側についてて正解!
二人は男が案内する後ろから着いていくと、宿から離れた建物へと案内された。
三「ーーーおい、どこへ連れて行く気だ」
「こちらでございます」
男から通された部屋に入ると、そこには蒼真が待っていた。
蒼「御足労をわすらわせ恐縮です」
「…御足労というか、見え透いた嘘っていうのがバレバレなんですけど?」
三「…幸恵、どういう事だ」
「妖怪と手を組んでいたってこと……私達を妖怪に差し出せばこの町に手を出さないっていう約束をしているのよ」
蒼「クククっ…さすがは陰陽の姫巫女様だ
ご理解が早い」
そして次の瞬間三蔵達の立っていた床が開くと、当然重力に逆らう事が出来ず二人はそのまま床下の地下へと落ちていった。
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