第57話 蒼真の罠
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
その日の夜、町は盛大な祭りで賑わいを増していた。
沢山の人々は飲めや歌えやの大宴会で盛り上がり、お店も繁盛していた。
そんな中三蔵一行も祭りがある事を聞いていたため、夜の町へと繰り出していたが、悟浄と悟空は3人が思う程気にしておらず悟浄はナンパ、悟空は露店に目を奪われていた。
三「聞いてんのかてめぇら#」
「三蔵、2人にそんな話しをしても聞くわけないよ∪」
八「この状況じゃあ無理でしょうね」
浄「ま、何にせよだ
折角の美しい夜なら満喫しなきゃ損よ?」
空「遊んでいこうぜ三蔵〜〜〜っ
幸恵だって祭り好きだろ〜〜〜?」
「好きだけど、私はちょっと遠慮しておくよ
しばらく野宿が続いていたから、ゆっくりしたいし」
三「俺も却下だ
こんなバカ騒ぎ、俺はテメェらだけで飽き飽きしてんだ#」
そう言うと、で悟浄と悟空は肩を組むとルンルンで大衆の中へと消えていこうとしていた。
八「あ、悟浄…悟空!!
〜〜〜〜〜しょーがないなあ」
三「馬鹿は放っておけ」
八「でもあの二人だけでは心配ですからーーー三蔵と幸恵は先に宿戻っててください」
「わかった!ごめんね八戒∪」
***********
同時刻、盛大に盛り上がる町とは一変し、ある室内では妖怪と蒼真が何やら密会をしていた。
蒼「ーーーー確かに、三蔵法師の一行はまだ我が町におりました」
「いつ頃出て行く?」
蒼「………「しばらくの間は逗留する予定だ」と」
「何!?」
蒼「余程この町が気に入ったんでしょうな」
「…悠長に言ってくれるじゃないか”同士サマ”
俺達は今すぐにでも町ン中を荒し回ったっていいんだぜ?」
蒼「契約を破棄するとあれば、定期的な食料の配給も金銭面での援助も全て打ち切らせて頂く事になるが」
「足元見やがって
……まぁいいだろう
一刻も早く奴らを贄としてこちらに差し出せ。
そううればこれからもアンタと取引を続けてやるよ
なんせ奴らの首には賞金がかかってるし、三蔵法師の肉を喰らえば不老長寿も得られるって話しだ
アンタの力が嘘っぱちだと、町の人間に知られたくないだろう?」
蒼「……やってみましょう」
.