第55話 幼き命の選択
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ヘイ「…お兄ちゃんなぁ、君の命が欲しいんや」
「ーーーーっ!!……え?…」
ヘイ「病気で死んでもうた赤ちゃんがおるんや。
お母さんはえろう哀しがってはる…君の魂をうちに預けれくれはったらな、代わりにその子生き返るんや……うちの話しわかるやろ?」
ヘイゼルの言葉に、妖怪の少年は了承した。
「…父ちゃんも、母ちゃんも…妖怪の仲間は皆おかしくなていなくなっちゃった。
俺ももうすぐおかしくなるんだって、町の人たちが言ってるのを聞いちゃったし……だから…いいよ……おれもう、死んでもいいよ。
その子……助けてあげてよ」
(なんでそんな事言うの?
死んだら…何も残らない
ーーー消えたら、何も伝えられない
……残るのは
後悔と、悲しみだけなのに!!!)
「……震えてんじゃない」
「「「「「「……っ」」」」」」
「子供のくせにいっちょまえに死んでもいいなんて口にするんじゃないわよ!!!」
「……Σっ!だって…」
「それが君の本心なの!?本当に心から願ってる事なの!?
お前の本心を叫んで訴えてみなさいよ!!」
「し、…しにたくない…」
「聞こえないわよ!」
「死にたくない…」
「もっと聞こえるように言え!!!!」
「死にたくないよぉおおおお!!!!
やっぱり嫌だぁ!!死にたくないよ、死にたくないーーー!!」
少年は泣きながらヘイゼルに訴えかけた。
「これがあの子の本音よ…ヘイゼル…
ーー全ての答えは命で解決するものじゃないのよ……妖怪にだって私たちと同じように命があるの」
ヘイ「……ほんま、卑怯やわ姫さん
ーーーー怖がらせてしもたな
…堪忍な」
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