第53話 美女の奪還!
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「なっ…何だてめぇら!!?」
突然の侵入者に驚いた妖怪たちは、持っていた武器で警戒態勢に入ったが、当の三蔵達はお構いなしだった。
ヘイ「なんや、お行儀悪やねぇ」
浄「っせーな。どうしようと勝手だろうが」
空「ちゃんと挨拶はしたぞ?」
「それにちゃんと玄関から入ってきたしv」
その間にも騒ぎを聞きつけた妖怪たちは仲間を集め、武器を手にゾロゾロと集まってきたが、彼らにとっては雑魚同然であり、モノの数秒である程度の妖怪を倒していった。
八「――さて捕虜の方々の居場所を教えていただけますよね?」
「ヒッ…」
八「悟浄、悟空!!最上階に向かってください」
空「お―――よ!!体力勝負なら負けんぇかん…――な。」
〝ドダダダ!!”
悟空は八戒から場所を聞くと、ヘイゼルに負けないために勢いよく走りだした。
しかし思った以上にヘイゼルの足は速く、あっさりと悟空を追い越していった。
空「は…速ぇ!!?ι」
ヘイ「いやウチはそない足には自信ないんやけど…コンパスの差と違います?」
「悟空!ここは私に任せて起きなさぁぁい!!」
空「ゲッ!幸恵も速ぇ!!?」
ヘイ「お嬢はんもえろ速いなぁ」
「ふふっ♪コンパスの差と違います?」
幸恵は不敵な笑みを浮かべながらヘイゼルを追い越していくと、目の前から妖怪が出てきたが、先頭を走ってきた三人は妖怪の攻撃を交わしながら倒していくと部屋の突き当たりに辿り着いた。
しかし彼らの前には一つの扉があり、悟空は思いっきり扉を開くと正面から勢いよく無数の矢が飛んできた。
空「ガト!!」
ヘイゼル達を守ろうとして盾になったガトは体に刺さった矢を引き抜くと、ヘイゼルはペンダントからストックの魂を引き出してガトの傷を治していった。
三「――あの力だ」
八「え?」
三「魂を自在に操る能力…――奴がどんな聖人だが知らんが………人一人の手に負えるもんじゃねぇよ」
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「……なんだ?下の方騒がしくねぇか」
「そういやぁそうだな…―――おい衛兵、何かあっ……」
「きゃぁ!!」
「Σ!!なっ」
最上階では実際捕虜となって捕まっている女性が頭の妖怪たちにお酒をついでいた。
その間に三蔵一行が暴れていると気付かなかったが、部屋にやってきた衛兵に状況を聞こうとすると、力尽きバタリとたおれてしまった。
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