第52話 売られたケンカ
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ヘイ「あぁ、ホンマ無理は禁物どすえ三蔵はんに女の子はん。
怪我でもしはったら事やろ?
三人さんの後ろ隠れとき。
それに女の子はんも足手まといになったら困るやろ?」
「「……##」」
ヘイゼルの言葉に三蔵とはとうとうキレてしまい、三蔵は邪魔だった悟浄をゲシッ!と蹴りつけた。
三「――オン、マニ、ハッ、メイ、ウン!!」
三「魔戒天浄!!!」
「月光華!!!」
眩い光と物凄い爆音とともに妖怪たちをたちまち消し去っていくと、それを見ていたヘイゼルは驚きのあまり目を見開いた。
ヘイ(な………なんやこの力は……!?)
浄「ま。ざっとこんなモン?」
空「楽勝楽勝♪」
「「なんでてめぇら(あんたたち)が威張ってんだよ##」」
ヘイ「…いやぁ…ビックリしたわホンマ!!
〝魔の闇を破く光の力”〝全てのものを薙ぎ払う陰陽の力”――これやわ…うちが欲しかったんは」
三「……?」
(………こいつ)
ヘイ「―――さてとこの森降りたところに街があるんやけど、ご一緒にお昼でもどないです?
うちが奢りますさかい」
浄「…おいおい、なぁんでアンタラに飯おごってもらわなきゃぁならねぇの」
ヘイ「せやかてこないなもんばかり食べてはったら………体壊しますえ?」
浄「いつも缶詰食ってるワケじゃねーよ##」
一通り先ほどの妖怪を倒した三蔵一向とヘイゼルたちは、ヘイゼルの行為に答えるべく一先ず近くの街を目的に場所を移動すると、一軒の店で食事をとった。
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ヘイ「……とか言うた割には、よう食べはりますなぁ」
浄「そりゃ他人の金だからな」
「………ι
っていうか悟浄自分で払ったことないでしょι」
浄「はは♪三仏神の金だからな
―――ところでお宅ら西から来たんだろ?
何でまたこっとに引き返してきたんだよ」
ヘイ「言いましたやろ?
うちらの目的は妖怪退治やて…―なんや三蔵はんたち妖怪に狙われてはるようやったからなぁ。
一緒におった方が妖怪も仰山出て来よるかな思うて」
「……―――フッ…どうだか」
ヘイ「何か言いはりました?」
「ううん♪何もv」
ヘイゼルの発した言葉に対して笑みを浮かべてボソッとつぶやくと、近くにいたヘイゼルはピクッと反応し幸恵にニッコリ笑みを浮かべながら聞き返すと、其れに対抗して幸恵もニッコリ笑いながら返事をした。
ヘイ「ところであんさん達は何の目的で旅してはるん?」
浄「あ?あぁ、まぁなんちゅーかヤボ用でよ」
ヘイ「お坊はんと、そのお弟子さんら……にはちよ見えへんのやけど、それに男ばかりの中に、こないにかわええ子もいてはるし」
ヘイゼルは頭に〝?”を浮かべて三蔵たちに聞いた。
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