第52話 売られたケンカ
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【次の日の朝】
八「おはようございます悟空、幸恵」
空「ん――はよ」
「おはよう八戒♪もう体の方は大丈夫なの?」
八「えぇ。心配をかけてしまいましたね。」
「ううんv八戒が元気になってよかった!
あ、でも一応無理だけはしちゃダメだよ?」
「えぇ、ありがとうございます。」
浄「はよ~幸恵ちゃんv」
「あ、悟浄おはよう…って、ちょっ!/////悟浄朝から抱きついてこないでよ!//////」
悟浄は挨拶をした幸恵に抱きつくと、当然のごとく顔を朝から真っ赤にした幸恵は悟浄の腕を解こうと抵抗したが、力の差は歴然で適うはずがなく諦めた。
浄「いいじゃん♪
最近こうやって幸恵ちゃんの温もりを感じてなかったんだから♪
それにしても悟空、随分早起きじゃねーの」
空「……あのなぁッ俺はテメェに蹴られて起きたんだぞ!?#」
浄「ジープでか?あー悪ぃ悪ぃ。
どっかの小猿と違って足長ぇからさぁ」
空「~~~~どっかの小猿ってどこの小猿だよ!?##」
浄「この森他にも猿がいるってか?」
「悟浄!喧嘩するなら私を放してよι//////」
八「悟浄?いい加減幸恵を放してくだい」
浄「……スミマセンデシタιι」
八「――あ、三蔵おはようございます。」
八戒は水辺で歯を磨いている三蔵に挨拶をした。
しかし、気づいてない所為か三蔵は無言で歯磨きをしつつけ、そして……
〝シャコ、シャコ、シャコ…”
三「………」
八「…………」
三「…………あ?」
八「おはようございます」
低血圧の三蔵はようやく返事をした。
三「―――もういいのか?」
八「えぇすっかり。
もっともあの街を出たのが夕方だったので止むを得ず野宿になっちゃいましたけどね」
三「……慣れたもんだろ」
八「あはは、お陰さまで」
***********
浄「なんちゅーか…こぉ……ムナシ―――ι」
三「文句があるなら食うな」
朝の準備を済ませた三蔵一行は朝食をしていたが、周りには食べた後の缶詰の残骸が周りに散らばっていた。
空「だってこれ少ねぇんだもん!!」
浄「そっちかよι」
八「まぁまぁ、缶詰だけでも買っておいて助かったじゃありませんか」
「そうよ!
それにもし缶詰がなかったら次の街までご飯抜きなんだから。
悟空は我慢できないでしょ?」
空「あーあやっぱ昨日焼きソバ10皿…………買えてたら………」
っ………悟空…
浄「辛気臭ぇ顔すんなっつの」
昨日のことを思い出した悟空は食べていた箸をとめ何やら考え込んでいた。
しかし、次の瞬間悟浄は悟空の頭を蹴りつけると、三蔵に「忘れろ」と言われ持っていた缶詰を一気に口の中へと流し込んだ。
「さぁて、悟空?食べるのはしばらくお預けになっちゃうよ」
幸恵は近くにいくつかの妖気を感じると青龍刀を手にした。
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