第51話 青い天使到来
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三「…いろいろ聞きてえのはこっちの方だ」
浄「まァったくだぜ。お宅ら一体何者よ!?」
八「イントネーションから案するに別の大陸かの方ですね」
「なぁスゲーなさっきの術!!アレどーやってんだ!?」
「あははは、そないいっぺんに聞かれたらかなわんわぁ」
「――――じゃあ目的は?」
「……シンプルな質問やね。
ウチらは海の向こう…ずっとずっと西の方の大陸からきたんですわ。
この桃源郷で妖怪の被害に遭おとる人間を救うために―――それだけの事や」
浄「ヒュ――。
そりゃまたご苦労なこった」
「僕らも見習うべきですかねぇ」
三「…うるせえ#」
空「そのアンタのいた大陸ではさ、死んだ人間を蘇らせる力なんて皆が持ってんのか!?」
「はは、そないなワケあらしまへん。
あれはうちのオリジナルや。
それに実際は蘇らせとると違います。
移し替えとるだけや」
八「……移し替え…?」
「死んだ妖怪の魂をうちが一旦回収してな。
それを人間の蘇生に使わせてもろうてるんです」
空「…へええええ~~~~~すげ――!!」
浄「つまりよ、何でも生き返らせられんのか?」
空「じゃあさじゃあ、この骨付きチキンは!?」
浄「おめーそんなモン生き返らしてどーすんだよ」
「ていうか悟空、そのチキンを生き返らせても生きたニワトリにしかならないわよι」
三「―――妖怪は?
人間の魂を使って妖怪を生き返らせる事も可能か?」
八「………」
「……………」
「何の為にどすか?
………うちらはちいとまこの街でやすんでますわ。
お宅さん達も出発出来ひんのやろ?
うちはヘイゼル。ヘイゼル=グロースや」
「………玄奘三蔵だ」
「ほな三蔵はん。またお会いしまひょ」
゛パタン”
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ガト「―――ヘイゼル」
ヘイ「何や?」
ガト「あの三人―――多分悪い奴らじゃない。
とても暴走するような輩には……」
ヘイ「…口出しは許さへんでガト。
アンタはただうちを守っとればええんや」
ガト「―――あぁ…わかっている」
「それにしてもさっきのお嬢はん…なんや気になるわぁ。
せやけど、あの三人…所詮妖怪は妖怪や。
―――ほな、お手並み見してもらいまひょか?」
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