第51話 青い天使到来
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浄「でけぇ…!!」
八「――な…」
妖怪「へっ…何だか知らねぇがとっとと殺してやるぜでっかいの!!」
他の妖怪はそんな二人に臆することなく武器を構えた。
「行きなはれ」
そしてそれを合図に男が命令をすると、大柄の男は目にもとまらぬ速さで次々と妖怪を倒していった。
空「すっ…すげぇすげぇっっアイツ強え――!!
浄「…案外ミーハーねお前ι」
大柄の男の攻撃に悟空は目をキラキラ光らせ興奮すると、もう一人の男はペンダントを取り出した。
「大漁やないかガト。
余してしもうたらもったいないわぁ」
そして何やらブツブツと呪文のようなものを唱えると、さっき倒した妖怪の体内からフワッと魂が抜けだし、ペンダントに収まっていった。
しかし彼の背後に生き残っていた妖怪が攻撃をしてくると、その人を守るように拳銃を持った男が盾になると、男の腕はスパンと切断されてしまった。
妖怪「は…ははッ!ザまぁみ……ろ゛」
゛ブシャ!”
妖怪は勝ち誇ったように笑っていたが、次の瞬間大柄の男に頭を掴まれ、そのまま握り潰されてしまった。
「―――あらかた片付いたみたいやね」
降りしきる雨の中、彼らの周りには妖怪の死体が山のように転がっていた。
「まだ一安心しないで!!早く怪我人の手当を!!
―――惷涯召喚!!」
「Σっ!!」
…あの娘はんは…――。
「惷涯!八戒と一緒に急いで怪我人の治癒にあたって!!」
惷【御意!】
「うあ――ん!あ――ん!あ――ん!!」
「もう大丈夫だからね
さぁ、どこか怪我とかしてないかなぁ?」
幸恵は大泣きをしている子供に歩み寄りギュッと抱きしめると、落ち着かせるように頭をなでていた。
そして彼らがケガ人の治療をしていると、悟空の背後でグッタリしている父親に必死に声をかけている女性がいた。
「――お父さん!!お父さんッ……イヤ!
目を開けてよォ!いやぁあああ!!お父さんってばぁ!!」
三「……手遅れだ」
空「………ッ」
居た堪れない気持ちになり苦痛の表情を浮かべていると、関西風の男は女性に歩み寄った。
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