第51話 青い天使到来
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八「―――さっきの式神のことですか?」
考え事をしている三蔵に八戒は珈琲を差し出した。
三「…あれは式神だと思うか?」
八「どうでしょうね…しいて言うなら彼らの死体には媒体が見当たりませんでした」
空「ばいたい?」
八「式神というものはそれを操る術者がいるわけですよね。
術者の呪、つまり念の入った何か――
清一色の場合が麻雀牌であったように、呪符でも何でも術者と式神を結ぶ触媒となるものが必要な筈なんです」
空「…………………………へぇ―――」
浄「お前実はこれっぽっちも理解してねぇだろ」
空「なんだとっ!じゃあてめーはわかってんのかよ!?」
浄「ったりめーだろお猿ちゃんの頭と一緒にするなっての」
空「猿言うなってってんだろうが!!#エロ河童!ゴキ河童!雨河童!カッパ巻き!!#」
浄「チビ猿!バカ猿!豆猿!!!!#」
三「うるせえ!!!いらん事くっちゃべってねぇでとっとと寝ろ!!」
゛ジャキ!”
浄・空「うわぁ!~~寝ます!すぐ寝ます!!間髪入れずに寝ます!!!」
三「大体貴様ら最近たるんでんだよ!!」
浄「わーったからてめぇも寝ろ、三蔵!!」
八「はいはい消灯しますよ~~~
朝には止んでるといいですね」
「じゃあ私は八戒と一緒にv」
空「あイテッ椅子にぶつかった」
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皆が寝静まりしばらく時間がたつと、外の雨脚は一段と酷くなり大雨と共に雷も激しくなっていた。
そして次の瞬間。
゛パリィン!!”
妖怪「三蔵一行覚悟ォオ!!!」
゛ザシュ!”
゛ドッ!”
゛ザンッ!”
油断している所を見計らって沢山の妖怪たちが窓を突き破って部屋へと侵入してきた。
妖怪「ひゃははは!!油断しやがったな!最強と謳われた三蔵一行もあっけないモンだぜ!!」
「ほ――そりゃめでてえな」
妖怪「え?」
声高らかに笑い飛ばした妖怪たちの背後から声がし、雷の光と共に後ろを振り向くとそこには三蔵一行の姿があった。
三「…で、言いたいことはそれだけか?」
妖怪「――ッさ、三蔵一行っ……!!」
三「発想が貧困だな」
八「この嵐で妖気や物音を消せると思ったんでしょうけど」
空「無駄だっつーの!!」
「ふぁ~~~……眠い##」
そして五人は悟空が飛びかかったのを合図に妖怪たちに攻撃を開始した。
妖怪「クソっ…こうなったら経文と陰陽の姫巫女だけでも寄こしやがれ!!」
八「――おや今回はちゃんと牛魔王の刺客のようですね」
「っ!マズイ!――八戒此処は任せた!」
室内にいた妖怪たちを四人に任せると、幸恵は何かを思い出したかのように部屋を飛び出していった。
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