第51話 青い天使到来
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ある天気のいい昼下がりだった。
いつものように三蔵一行は次の町を目指してジープを走らせていたのだが、車内では話題も尽きて何もすることの無くなった悟空が不満ばかり言っていた。
空「……あ――ヒマだ――。」
三「何度も同じ事をぬかすな悟空#」
空「~~~だってさ―――ここ最近走りっぱなしじゃん?
敵もほっとんど出てこねーしよ」
「私的には何事も穏便に行きたいから今のままで十分だよ♪」
浄「でもよ~このままずっとってのはねぇ~。
それにしりとりも古今東西ゲームもやりつくしたしな……って言うか毎日毎日同じ面子と顔突き合わしてりゃあよ、話題も何もあったもんじゃねーぜ。
まぁ幸恵ちゃんが今夜俺の相手をしてくれるなら今は我慢しても」
゛ガウン!”
浄「うぉお!!ι」
三「誰が貴様なんぞに幸恵を渡すか#」
八「あはは
まぁまぁ退屈も平和な証拠じゃあないですか
そんなこと言ってるとバチがあたりますよ?」
「っていうかその前に悟浄は三蔵からバチがあったってるじゃん♪」
浄「あぁ~どうせなら幸恵ちゃんからのナイスなバチなら大歓迎だけどな」
空「~~~じゃあおれは餃子と肉まん積めのバチ希望―――♪」
三「…テメェらの場合罰というより恥だな」
「あはは!確かにそうかも」
八「三蔵上手いこと言いますね♪」
ジープないでそんなくだらない事を話しているその時だった。
悟空の視界に一瞬影ができ、上を見てみると、三蔵一行めがけて四人の男たちが攻撃をしてきた。
空「――っあぶねぇ!!」
八「早速バチが当たりましたかね」
「うおぉぉおお!!」
空「刺客か!?上ッ等!!」
浄「久々に運動してやろーじゃねぇの」
攻撃をしてくる男たちに対して悟空と悟浄がそれぞれに武器を手にして構えると、まっさきに幸恵がそれを静止した。
「待って二人とも!その人たちは人間だよ!!」
「「!!?」」
彼女の言葉に二人は攻撃をやめ、よくよく見てみると、確かにその者達は紛れもなく人間だった。
空「…ホントだ」
浄「確かに妖気も感じねぇが」
「でも油断しないで!そいつらは襲って来るよ!!」
「……ろせ」
「殺せ…妖怪は殺せぇええ!!!」
するとその時だった。
手に武器をもった男たちは、八戒、悟浄、悟空めがけて攻撃をしてきた。
八「―――ッ、失礼します!!」
゛ドンッ!”
「がはッ!」
八「「妖怪」を…?」
三「…確かに狙いはお前らだけらしいな」
浄「ちょっ…何だってんだ!?人間とは思えねぇ力だぞ!!」
「三蔵!!あいつ等を銃で撃って!!見た目は人間でも中身は清一色と同じよ!!」
三「ッ!」
幸恵は三蔵にそのことを告げると、三蔵は何かを思い出し銃を構え悟空に攻撃をしている男めがけて発砲した。
すると三蔵の弾は見事男に命中し、地面に倒れると男の体は忽ち土人形のごとく崩れていくと、一緒にいた仲間は逃げて行ってしまった。
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