三「誰それの為になんて考えなくて良いんだよ
…幸恵が居たいと思うなら一緒に居ればいい
……だが、これからはもう離せって言っても二度と離してやるか」



空「そうだ！！出会ったときから俺達は仲間じゃん！♪
今度はいなくなったりすんなよな」




浄「俺達は幸恵ちゃんを望んでる♪
その望んでるものが欠けちゃったら西に行くことなんかできねーよｖ」



八「貴方は僕達にとっては掛け替えのない存在なんです♪
これからは此処が貴方の帰ってくるべき場所なんです……
おかえりなさい幸恵♪」





皆からの嬉しい言葉を聞いて、幸恵は目に涙を浮かべていた。



向こうの世界では生きた心地がしなかった。




何をやっても楽しくなかった。





私の中で過ごした桃源郷を忘れることなんてできなかった。





でも、こうやってまた皆に会えて「おかえり」と言ってくれる場所がある。





私はもう皆からは離れない。




有難う皆――……




皆…――「ただいま！！♪」










END